マクロビオティックの安全な解熱の方法

小さい子どもが高熱を出している時、すぐにでも下げてあげたい!早く熱を下げないと脳がダメージを受けるのでは?と心配になります。もちろん高熱を下げることは最優先ですが、すぐに解熱薬に頼るのは注意が必要です。今日は解熱剤以外に効果の高い、解熱のマクロビ的対処法についてお伝えします。

目次

熱の陰陽をチェックしてみよう

まずは熱の種類を見分けてみましょう。同じ発熱でも、東洋医学的に見ると、陰と陽に分けることが出来ます。陰性か陽性かによって治療法が変わってきます。陽性の発熱:急に高熱が出る場合。インフルエンザなど。陰性の発熱:微熱(38℃未満)が続き、体が重く疲れやすい。

自然治癒力を高める熱の治療法

38℃以上の高熱がでるウィルス性の陽性熱の場合には、脳のダメージを防ぐため解熱が最優先です。まずは第一大根湯を飲んで解熱発汗をうながしましょう。ある程度発汗したら、今度は豆腐パスターをおでこ、後ろ首に貼って冷やします。では、それぞれの作り方です。

<第一大根湯の作り方>

・大根おろし(大山もり3)

・しょうが汁(大根おろしの1割)

・醤油(大1)

・熱い番茶(微熱の時は200ml、高熱の時は300~400ml)

大根としょうがをおろして、醤油を加えてから、アツアツの番茶を注ぎます。熱いうちに一気に飲みます。

第一大根湯の効果

高熱、急性中耳炎、耳鳴り、肩こり、腰痛、じんましん、アトピーのかゆみなどに。大根の酵素が毒素を分解し、しょうがの炎症作用で熱をさげてくれます。血液の酸化による老廃物の蓄積やリンパのつまりを発汗で一気に解消してくれるマクロビオティックの代表的薬膳です。

豆腐パスターの作り方

・木綿豆腐(1丁)

・小麦粉(1カップ)

・しょうが汁(豆腐の1割)

木綿豆腐をしっかり水切りして、しょうがと小麦粉を混ぜ合わせます。さらし布やキッチンペーパーに伸ばして患部に貼ります。2,3時間たったら交換する。熱が下がったらすぐに中止しましょう。

豆腐パスターの効果

38℃以上の高熱があるとき。やけど、炎症、熱中症、脳内出血。豆腐のカリウムが細胞を冷やし体の熱を中和してくれます。インフルエンザの高熱、それに伴う頭痛に良くききます。やけどのときや熱があまり高くないときは水切り豆腐をそのままのせてOK。

※子どもには1/2~1/4の量。飲みにくい時は「大根おろし汁いり玄米スープ」がお勧めです。大根おろし汁いり玄米スープ:玄米クリーム(小1)、大根おろし(大1)、水かお湯(1カップ)、自然塩(少々)

まとめ

第一大根湯は、解熱にとても効果を発揮します。飲んでから布団をかぶってしっかり汗をかくことがポイントです。40分~1時間ほどたつと熱が下がり始めます。汗がでなければもう一度飲みます。発汗と共に解熱をしていきます。高熱時、豆腐パスターは2,3時間に1回、こまめに交換してあげましょう。熱が下がった後は、梅しょう番茶を飲み、体力と免疫力アップの補助をしてあげるといいです。元気がもどってきます。

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