緊急時に知っておくと便利!マクロビ的熱中症対策

目次

これって熱中症?

熱中症とは、体が急激な熱を対処しきれなかったために起こる症状です。もともと体に倦怠感、疲れなどがあると見極めにくいので、日ごろから体調をチェックしておきましょう。以下のような症状があれば熱中症の危険があります。

・めまい

・吐き気、嘔吐

・体がだるい

・体がほてる

・まっすぐ歩けない

・発熱

・筋肉の硬直、けいれん

・頭痛

・脱水症状

・ひきつけ

・意識障害

・失神

意識がない場合はすぐに救急車をよびましょう。しっかり見極めて適切な判断が必要です。意識がある場合はすぐに水分を補給し風通しの良い涼しいところで安静にします。

熱中症になった場合のマクロビオティックの手当

熱中症が疑われる場合、早く体温を下げ、脱水症状を緩和することが大切です。

①涼しいところへ運びましょう

②仰向けに寝かせ、脚を頭より上にして寝かせます。(血液循環をよくするため)

③胸、おでこに青菜パスター、豆腐パスター、里芋パスターのいずれかを貼り、解熱します。

④次に水分補給ですが、水ではなく、醤油番茶、大根おろしいり醤油番茶、冷たいお味噌汁も効果的です。必ず塩分の入った水分をとりましょう。スポーツ飲料は甘味が多くて塩分がないため体からミネラルを奪ってしまい逆効果です。

⑤頭痛がある場合は、頭にしょうが油をすり込み症状を抑えます。

<醤油番茶の作り方>

醤油(小1)+三年番茶(150~200ml)。醤油は美味しいと感じる量で大丈夫です。醤油は良質の塩の入った本物を選びましょう。醤油の酵素が新陳代謝を促し体のエネルギーをとりもどしてくれます。

<青菜パスターの作り方>

青菜、ジャガイモをフードプロセッサーで細かくし、小麦粉を加えて適当な硬さにまとめ、おでこにのせる。

<豆腐パスターの作り方>

水切り木綿豆腐、小麦粉、生姜汁(豆腐の一割)を良く混ぜ、おでこ、後頭部うしろに貼る。

<里芋パスターの作り方>

すりおろした里芋、しょうが汁(里芋の1割)、小麦粉を混ぜて適当な硬さにし、おでこに貼る。

里芋粉、小麦粉、しょうが粉末がはいった「里芋粉」が自然食品店に売られています。急いでいる時、とても便利な一品です。

<しょうが油>

しょうがをすりおろし、同量のごま油を混ぜ合わせ患部にぬる。頭痛、めまい、肩こりに効果的。

知っておくと便利!熱中症予防ドリンク

熱中症予防に効果の高い身近な食品があります。それは梅干しと梅酢。梅干しに含まれているクエン酸は体の疲労を早く緩和してくれます。クエン酸は、「クエン酸回路」(体内の糖質や脂質をエネルギーに変換する)を効率よく回すために欠かせない栄養素です。この回路の働きが低下すると、私たちの体は「疲労」を感じるようになります。

梅酢を水でわった梅酢ドリンクを、お茶代わりにこめまえに摂取すると熱中症予防になります。体がいい感じでクールダウンされ、疲れもすぐとれ、夏の暑さにも負けない体になってきます!

まとめ

熱中症対策のポイントは、日ごろからの「水分」と「塩分」の補給です。塩分はミネラルの入った自然塩を使ったものがお勧めです。年々熱中症が増えていますが、これは単に気温が高いからという理由だけでなく、衣服や食事面も考える必要があります。油ものや肉類は体を温めてしまいます。塩分の入った水分、お味噌汁や夏野菜を上手に使って、体に負担がかからないようクールダウンし、風通しのいい綿の下着や衣類を選んでください。

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