マクロビオティックは塩分過多といわれるがはたしてそうなのか

卵を使わない玉子焼き風」

減塩することは健康のためによいことで塩の摂りすぎは体に悪いとよくいわれますが、塩は摂らないと命にかかわります。人間が生きていくために塩は欠かせません。しかし塩分の摂りすぎは高血圧や心臓病を招くなどといわれ減塩食品も多く出回っています。マクロビの食事法では塩は欠かすことはできません。塩で料理の味を決めます。本当に塩は体に良くない物なのでしょうか。今回は塩について掘り下げていきます。

目次

塩は体に悪いのか

塩分の摂りすぎは体に悪いといわれていますが、はたしてそうなのでしょうか。人間は塩を摂らないと生きていけません。それに対して砂糖はどうでしょう。砂糖を摂らないでも人間は生きていけます。ですが世の中には砂糖たっぷりの商品があふれかえっています。なぜ塩だけが悪者扱いされ、砂糖のことは放置されているのでしょう。塩分過多という言葉に惑わされないためにも、知っておくべきことがあります。

人間は病気にならないように0.85%の塩漬け状態になるのが理想だそうです。

塩漬け状態=腐らない=病気にならない この状態を保とうとして体が物を食べようとします。塩が足りてないと体が求めます。ところが体は勘違いをして塩でなく甘い物を求めます。従って甘い物が欲しくなったら先に塩を摂っておくとよいのです。そうすると砂糖を摂る量を減らすことができて一石二鳥です。マクロビは体の声に耳を傾け、体の欲することを満たしていく食事法です。塩は人間の命の源、もうそろそろ塩を悪者扱いにするのをやめませんか。

良い塩を摂ろう

塩の摂りすぎは血圧があがるといわれています。従って健康のために塩の摂りすぎは注意しましょうと。この塩ですが、塩の種類に注意が必要です。塩のパッケージの裏に製造工程が書かれています。工程が「イオン交換膜透析法」の塩は、海水に含まれる大量のミネラルも不純物と一緒に消し去ったた純度99%の塩化ナトリウムです。これが今多くの家庭や加工品に使われている「精製塩」で、白砂糖と同じく化学製品と言えます。これに対してマクロビですすめている塩は、自然塩です。製造工程が「天日干し」または「逆浸透膜」で作られた海水に含まれるミネラルが豊富な塩です。自然塩は摂りすぎた分は排泄されるともいいます。高血圧の原因が塩化ナトリウムなのかどうかは様々な意見がありますが、国民の減塩に対する意識が高いにもかかわらず、高血圧の患者数は年々増えていると言う事実が何を語っているか、気づいている方も多いのではないでしょうか。塩を自然塩に変えましょう。健康はまず調味料からなのです。だったら減塩があるといわれるかもしれませんが、味噌や醤油や加工品の塩を減らす分、どうやって腐らないようにするのでしょうか。防腐剤のような化学薬品に頼らざるを得ないでしょう。

生命を維持するために必要不可欠な塩です。精製塩を塩とするのか、自然塩を塩とするのか、その違いをよく知った上で選択していきましょう。

マクロビのおすすめの塩

  • 海の精
  • 雪塩
  • ゲランドの塩
  • カンホアの塩
  • 天然海塩あまみ

こららの塩はすべて、天日干しの塩です。マクロビでは、これらの自然塩をもとにした味噌・醤油を使います。海水の豊富なミネラルを含む塩とそれを基にした発酵食品の調味料を使うことに意識をむけることが、健康な状態を維持するために大切です。塩分過多という言葉は精製塩のためにある言葉です。自然塩は命の源であり、すべての味を決めるものでもあります。精製塩を使っているなら、ぜひ自然塩に変えることをおすすめします。

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