マクロビの常備薬ー梅しょう番茶  

マクロビオティックを代表する薬膳茶の一つ、梅しょう番茶。

疲労、腹痛、頭痛、冷え症、風邪のひきはじめ、やる気がないなどの症状に即効性があります。

梅しょう番茶の作り方を知っていれば大変役立つ家庭の常備薬です。

目次

梅しょう番茶にはどんな働きがあるの?

梅干し、醤油、生姜汁、番茶の相乗効果で血液を浄化し、生体内や血液内のphバランスを整えてくれ、血液をサラサラにしてくれます。梅干しのクエン酸は細胞内の代謝を良くしてくれ疲労をとってくれます。梅干しには強心作用もあり心臓病の予防役としても注目をされています。(天然塩に含まれるにがりの中のマグネシウムに心臓の働きを良くする成分が発見されています。)

生姜は体の血液循環を良くし、血液をサラサラにすることで身体の代謝を上げてくれます。醤油の酵素が胃腸の調子を調え、急な腹痛にも効きます。

醤油と梅干しの塩分は血中のヘモグロビンを活性化させ体中にたくさんの酸素を運んでくれます。

梅しょう番茶に含まれるこれらの成分の複合的な作用で血行と代謝が促され、身体の余分な熱を下げてくれます。

飲み過ぎた後や二日酔いにも効果を発揮します。アルコールを飲み過ぎたあとには身体の塩分が減っています。梅しょう番茶を飲むことで塩分補給ができます。

<梅しょう番茶の2つの効果>

1. 陰性の症状全般に特に効果があります。

陰性の症状とは?
だるさ、むくみ、疲労、腹痛、陰性の風邪、アトピー性皮膚炎、じんましん、肌荒れ、下痢、立ちくらみ、疲労、ひきつけ、冷え、胸やけ、虫刺され、疲労、二日酔い、貧血、胃腸の痛み、腹痛などです。

具体的な陰性の病気としては
体質全般:低血圧、動悸、冷え症、糖尿病、蓄膿症、中耳炎、子宮筋腫、子宮内膜症、ED、神経系の疾患、各種アレルギー、立ちくらみ、めまいなどがあります。

2. 梅しょう番茶は食べたものの中和剤としてもこうかがあります。例えば、陰性の強い食品の過剰摂取(精製糖、酒、乳製品、添加物、スパイス、熱帯原産の果物など)の中和に役立ちます。

梅しょう番茶の作り方&飲み方

<材料>

梅干し(中1個)
醤油(小1)
生姜汁(2,3滴)
三年番茶(150~200ml)

<作り方>

1.梅干し、醤油、生姜汁をよく練り合わせる
2.1にあつあつの番茶を注ぐ。熱いうちに飲む。

飲むタイミングや注意点

・ 一日いっぱいを目安に。

・ 体質改善のために不調が出た時には一日一杯をめやすに1,2週間ほど続けます。

・ 質のいい本物の梅干し、醤油、生姜、三年番茶を使いましょう。 (できれば昔ながらの製法で作れたものを使用しましょう。)

・ 番茶は3年かけて熟成させたものを使いましょう。

・ そしてできるだけ梅しょう番茶は手作りでつくりましょう。
市販の梅しょう番茶が売られていますが、多くは濃すぎたり、製法・材料の質が昔ほどいいものではなくなってきています。また手作りよりも効果は劣るため、できるだけ手作りをしたいですね。(旅行や緊急の時は市販の梅しょう番茶が便利ですね。)

・少し陽性の飲み物なので、飲みすぎると陽性体質の体には負担がかかることがあります。体調をみながら調節して下さい。

・ 内臓に出血があるときは避けましょう。

まとめ

仕事や人間関係で疲れた時、
からだがだるくやる気が出ないとき、
風邪かなと思ったとき、
また夜眠りにくい時、眠りが浅いとき。
梅しょう番茶は私たちの小さなトラブルが大きくなる前に
予防してくれる万能薬です。

今日から梅干し、醤油、生姜、三年番茶は常備しておきましょう!

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