蒸しパンは子供のおやつで、小麦粉や牛乳を使うものです。しかしその考え方は、現在の材料や調理器具の多様化で変化しつつあります。そこで登場したのが蒸しケーキという考え方です。
焼いて作るケーキでは、小麦粉や卵、牛乳が不可欠となります。使わない場合は生地が膨らまない事も多いのです。またオーブンが無い家庭でも簡単に作れる様になるため、マクロビオティック実践中にもおいしくケーキが食べられるようになります。
こういった考え方からも、蒸しケーキを作る方法を記したレシピ本の人気も増え、新しいケーキの形として広まりつつあります。ここではそんな蒸しケーキの多様な作り方をまとめました。
目次
マクロビオティック用蒸しケーキ-おかゆで蒸しパン?
蒸しケーキに入る前に、マクロビオティック用の蒸しパンの材料として、玄米ごはんの残りで作れる蒸しパンがあります。玄米ご飯をおかゆにしたものと、全粒粉や小麦粉、そして塩やレーズンから作ります。
材料をすべて合わせて材料を菜箸でよく混ぜ、後はクッキングシートに生地を載せて蒸し上げて作ります。非常に手軽で、大きさと材料によってケーキとしてもそのまま流用することが出来ます。
どうしても固さが合わずに残ってしまった玄米ご飯を使用するので、食材の消費に困った時に作ると、気も楽になります。他にもドライフルーツや野菜を使って作ることも出来ます。
マクロビオティック用蒸しケーキ-食事のレシピ
まずは食事としての蒸しケーキを見てみます。フランスではケーキ生地とおかずと組み合わせて焼き、食事として振る舞われるケーキを、ケーク・サレと呼んでいます。蒸しケーキではより手軽な方法で同じようなメニューを作ることも出来ます。
全粒粉や米粉・玄米のおかゆや芋の粉など、材料の多様化により、甘くない蒸しケーキを作ってもおいしい食べ物に変身するのです。
ケーク・サレで使うおかずというと複雑に考えがちですが、残り物のお惣菜や、ちょっとした野菜を入れるだけで十分です。それらを生地に混ぜて、蒸し器で蒸し上げます。さつまいもの蒸しパンのようなイメージでも作りやすくなります。
食事用としても十分なボリュームで、一度におかずを食べることが出来るという魅力もあります。見た目も鮮やかなので、特別感も出てきます。
マクロビオティック用蒸しケーキ-おやつのレシピ
ここまで蒸しケーキは、蒸しパンの延長として解説しました。おやつの蒸しケーキは、それこそ小麦粉や卵等を使ったケーキと、同じ様な見た目にすることが可能です。
基本の蒸しケーキは先ほどと同じですが、クリームにマクロビ用に作ったクリーム、そして旬のフルーツをたっぷり使います。見た目に拘って作ってみると、マクロビオティック用には見えない作りのケーキが出来上がります。
ここで使うクリームは豆腐を使います。油も卵も砂糖も使いません。
豆腐を半分とレモン汁・メープルシロップ・白味噌を大さじ2・3・1と、ラム酒少しだけを使います。
作り方は豆腐の水気をしっかりと切り、フードプロセッサーですべての材料をよく混ぜるだけです。デコレーションケーキのようにも、添えるクリームとしても使えるので、非常に便利なクリームとなります。
マクロビオティック用蒸しケーキ-まとめ
マクロビオティック用の蒸しケーキは、蒸しパンの延長とは少し違います。これは材料や調理器具の発展や普及により、好みの固さや味に調整することが出来るようになったためです。
本来はオーブンを使わないケーキの作り方としていたものですが、現在はマクロビオティックやヴィーガン、アレルギーを持った人など多様な人に対応している作り方になりました。
味に非常に幅が生まれるため、気軽に作れるお菓子・食事として身につける楽しみも出てきます。