体に優しいマクロビの食事の中でも、海からの栄養、野菜の栄養を手軽に摂れるのが、スープです。マクロビは苦手という方でもスープなら気負わずに挑戦できます。今回は簡単に作れるスープを紹介します。
目次
スープで海からの栄養をとる
マクロビのだしは、昆布と干ししいたけです。一般的なかつおや煮干は使わず、海の栄養をいっぱい吸収した昆布と太陽のエネルギーをいっぱい吸収したしいたけで取ります。取り方は冷蔵庫でねかせるだけなので、簡単で手軽です。
<水出し> 材料: 昆布5×10cm ほど1枚、 干ししいたけ 2個 水 3カップ (約2人分)
作り方:保存ビンや麦茶用ポットに水・昆布・しいたけを入れて冷蔵庫で一晩ねかせる。
*時間のない時や、取り忘れたときなどは、昆布を具材と一緒に煮込めます。
スープで野菜をたっぷりとる
マクロビ食は食物繊維をたっぷり摂ります。マクロビの基本である穀物・野菜・豆類をスープに入れます。海の栄養、太陽のエネルギー、大地の栄養と自然界のすべての栄養をひとつのスープで摂ることができる、本当の意味でぜいたくな食事です。
朝食にスープをとろう
朝は体を動かすのにたくさんのエネルギーを必要とします。ですから消化するのにあまり負担がかからないスープで一日をはじめることはとても体に良いことです。レシピも紹介します。
朝のスープといえば、ミネストローネですね。
【ミネストローネ】2~3人分
材料:玉ねぎ 1/2本、 人参1/2本、 長いも 5cm、 まいたけ 1/4パック、 レンズ豆 大さじ3、 にんにく 少々、だし 3カップ、 オリーブオイル 小さじ2、塩 適宜
作り方
- 玉ねぎ、人参、長いもはそれぞれ7cmの角切り、まいたけは粗く刻む。レンズ豆は洗う。
- 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて火にかけ、香りが立ったら玉ねぎ、レンズ豆を炒める。玉ねぎがしんなりしたら、人参、長いも、まいたけを入れて炒める。
- だし、ローリエ、塩を入れて火を強め、煮立ったら弱火でふたを少しずらして30分煮る。味をみて塩で整える。
*レンズ豆は浸水せずにそのまま煮ることができます。
【焼きブロッコリーのスープ】2~3人分
材料:ブロッコリー 1/2株、長ネギ 1/2本、 ブラウンマッシュルーム 4個、 だし 3カップ、 ごま油 小さじ2、醤油 小さじ2、塩 適宜
作り方
- ブロッコリーは小房に分け、茎はかたい部分を除いて薄切りにする。長ネギは斜め薄切り、マッシュルームは4つに切る。
- 鍋にごま油を熱し、ブロッコリー、長ネギ、マッシュルームを入れて塩少々をふり、弱めの中火でじっくりと焼く。
- 焼き色がついたらだしを注いで、強めの中火にし、煮立ったら弱火にし、ふたを少しずらして約20分煮る。塩、醤油で調味する。
【ジンジャースープ】
材料:エリンギ・まいたけ・えのきなどこのみのきのこ2~3種類あわせて200g、豆腐1/2丁、しょうが 2かけ、 にんにく 1かけ、だし3カップ、酒 大さじ2、塩 小さじ1/2, 長ネギの青い部分 2本分、くず粉 小さじ1を大さじ2の水で溶いたもの
作り方
- 鍋に水、薄切りしたにんにく、しょうが、長ネギを入れ煮込む。きのこ類は石づきを取って食べやすい大きさに切って加え、煮込む。きのこが柔らかくなったら、酒を入れ、さいの目にきった豆腐を加え、ひと煮立ちさせる。長ネギはだし用のためここで取り出す。水溶きくず粉でとろみをつける。
朝なので簡単に作れるものを3種類紹介しました。ぜひお試しください。