みんなが大好きな国民食カレーですが、動物性たんぱく質を使わないマクロビでも美味しいカレーが作れます。今回はその作り方を紹介します。
目次
カレーのだし汁
動物性食品を摂らないマクロビでは、だしは昆布と干ししいたけです。カレーももちろんこのだしを使います。しかも簡単に出しをとることができます。味噌汁もスープもカレーもだしは基本これを使います。
(だしの取りかた)
*水出し
材料 昆布 2cm×2cm 2枚 干ししいたけ 1個 水 2カップ
作り方 ガラスの保存ビン(スクリューキャップでよい)などに、材料を入れて冷蔵庫に一晩おく。
*煮出し
材料 水出しの場合と同様
作り方
- ガラスの保存ビンなどに一晩おく。
- 1.を鍋に移して中火にかける。鍋底に小さな泡が立ってきたら(沸騰する直前)弱火にし、15~20分間煮出す。
- 昆布が十分に広がって、しいたけがふくらみ、濃いだしが取れたら昆布としいたけを取り出し、火を止める。冷めたら保存ビンに移し、冷蔵庫で保存する。
カレーライスの作り方
*スープ
材料(2~3人分)
A: 玉ねぎ 1/2ヶ(大きめの回し切り)、 きのこ 1/2パック
B: 人参 1/2本、 れんこん 1/2節 かぼちゃ 1/4個( 以上は乱切り) 、厚揚げ 適宜(一口大)
その他:オリーブオイル 大さじ1、 だし汁 2カップ、 塩・こしょう
*カレールー
材料(10皿分)
玉ねぎ 2個(薄切り)、にんにく 5~6かけ(みじん切り)、しょうが 5~6かけ、 なたね油 大さじ3、 クミンシード 小さじ2 カレー粉 大さじ山盛り2、 米粉 1/2カップ
c:*ボールに合わせておく 味噌 大さじ3、 醤油 1/4カップ、 みりん 1/4カップ、 トマトケチャップ 大さじ2
だし汁 1カップ、 塩 大さじ1、 こしょう 小さじ山盛り1
作り方(スープ)
- 鍋を中火にかけ、オリーブオイルを温め、Aの玉ねぎを入れてよく炒める。次にきのこを加えしんなりするまで炒める。
- 1.の上にBをそれぞれ分けて入れ、ふたをして蒸し煮にする。
- 野菜に火が通ったら2.にだし汁を加え、煮立ったら、カレールーを加え、よく溶かす。
- 仕上げに塩・こしょうを調味し、器にご飯とともに盛り付ける。
(カレールー)
- フライパンに菜種油とクミンシードを入れて弱火にかけ、にんにくとしょうがも加えて香りがでるまで炒める。
- 1.に玉ねぎを加え、油がまぶれたら平らにしてふたをし中火で時々様子を見ながらきつね色になるまで蒸し煮にする。いい色になったら、まわりに寄せて真ん中をあける。
- 2.の中央にカレー粉を入れ、そこで少し炒めて香りを出してから全体にからめる。
- もう一度まわりに寄せて、真ん中をあけ、そこにCを加えて香ばしいかおりが出るまで煮詰めたら、米粉を加えて全体にからめる。
- 4.にだし汁を加えてよく溶かし、塩・こしょうで味を整え、練りながら水分を飛ばして煮詰めていく。火からおろし、冷めたら保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
カレー粉に味噌、醤油、みりんなどの発酵調味料を使って作るカレールーです。昆布や味噌など普段和食に使われる食材でカレールーが作れると手軽に材料をそろえることができるので、もう食品添加物の入った市販のルーを買う必要がありません。マクロビ流の食事を面倒と思うか、手軽だと思うかは、それぞれですが、体が喜ぶ食事であることは間違いありません。この機会にぜひマクロビカレーに挑戦してみてはいかがでしょうか。