食物繊維たっぷりのマクロビ常備菜「きんぴら」の作り方

お弁当に必ずと言っていいほど入っている定番おかず「きんぴら」。でも、実は調理方法によって、驚くほど効能が高まる食養レシピだとご存知ですか。ちょっとした調理のコツで、マクロビ流になるんです。体質強化に効果抜群の「きんぴら」の作り方をご紹介しましょう。

マクロビオティック食材に欠かせない根菜類

マクロビオティックでは、食品は大きく、植物性食品(陰)と動物性食品(陽)に分けられます。その中間に穀物があります。植物性食品をさらに陰陽で分けると、地上から地中に向かって根を張る陽性な根菜と、地上から大空に向かって伸びる陰性な葉菜・果菜類に分けられます。

根菜の中でも、にんじんやごぼうのように地下に向かってまっすぐ伸びていくものの方が陽性です。植物は部位によって栄養素が異なりますが、根には陽性ファクターのでんぷん質が多く、カロリー源となって体を温める働きをします。また、食物繊維も豊富で、胃や腸の働きを活性化し、体調を整えてくれます。そんな根菜類は、整腸、便秘解消、強壮、貧血予防、老化防止など、体質改善にとても役立つ食材なのです。

根菜はアク抜きも皮むきもしない

マクロビオティックでは、根菜類を調理の際、皮をむき、水にさらしてアク抜きをしません。砂糖や化学調味料も使用しません。食材のもつ薬効が損なわれてしまうからです。

たとえばごぼうの場合、アクを水につけないで、炒めてアク抜きをします。炒めていると、最初黒っぽかったごぼうの色が抜けてきて、甘い香りがし、アクが抜けたのがわかります。このように調理によって、体に不必要なアク(陰)が抜けて、必要な陰(ごぼう独特のうまみ)が残ります。

皮をむかないのも、皮の部分にいちばん栄養素が詰まっているからです。さつまいもを食べる時も、皮ごと食べれば胸やけやもたれ感がなくなります。まるごと食べることには、栄養を体内でしっかり消化するという意味がこめられているのです。

健康体の基礎をつくるごぼうやにんじん

ごぼうはアルカリ性が強く、抗酸化物質をたくさん含んでいます。動物性食品による酸化や毒を中和するとともに、豊富な繊維質によって腸内の老廃物を排泄し、便秘を解消して血液をきれいにします。陽性と陰性をあわせ持った食材ですが、調理をすることによってより強い陽性食品になるという特徴を持っています。

にんじんは陽性ファクターであるカロテンが豊富で、貧血予防や造血に役立つすぐれた食材です。カロテンは油と一緒に摂取すると、効率よく吸収されます。陽性も陰性も強いにんじんはビタミンCも豊富。お肌にも効果てきめんです。にんじんの青い葉が手に入ったら、ぜひかき揚げに。ビタミン、ミネラル豊富なおいしいおかずになります。

食物繊維たっぷり「きんぴら」の作り方

体を温めるマクロビオティックの基本常備菜です。じっくり時間をかけて炒めることで甘みとコクが倍増。上手にできると、ごぼうがほろりと甘く、体の芯から力が湧いてくるような仕上がりになります。

<材料>
ごぼう 中1本
にんじん 中1本
ごま油 大さじ1
しょうゆ 大さじ2
おろししょうが 少々

<作り方>
1.ごぼうとにんじんは皮つきのまま、斜め薄切りのせん切りにする。

2.鍋にごま油を熱し、ごぼうを入れて甘い匂いがしてくるまでよく炒める。にんじんを入れ、さらに炒める。

3.材料がひたひたになるくらいに水を入れ、ひと煮立ちしたら火を弱め、蓋をしてゆっくり煮込む。

4.ごぼうがやわらかくなったら、醤油をまわし入れ、さらに煮込む。ほとんど煮汁がなくなったところで、おろししょうが汁を加えて煮きる。

まとめ〜体調によって調味料は加減することが大切

「きんぴら」には、ごぼう、にんじんの他に、薄いいちょう切りのれんこんを加えることがあります。その場合は、陰性度の強いごぼう、れんこん、にんじんの順に炒めると、陰陽の理にかなったおいしさとパワーが生まれます。また、食べる人の体調によって「おいしい」と感じる調味料の量が変わりますので、醤油は加減しながら入れてください。醤油を半量にし、梅酢を小さじ1加えてもおいしいですよ。

マクロビオティック  マクロビオティック

関連記事

  1. アミノ酸を補う!食物繊維たっぷりマクロビおかず

    デトックスに!マクロビオティックレシピ「切り干し大根の煮物」…

  2. 身体に優しい甘酒の効果と活用法

  3. 血行を良くする!血液を浄化するマクロビレシピ2選

    老化防止に!マクロビレシピ「カボチャの種のドレッシング」

  4. アミノ酸を補う!食物繊維たっぷりマクロビおかず

    未病やアレルギー対策にも、マクロビレシピ「陰陽重ね煮」

  5. 抗酸化作用で老化を防止するマクロビ食箋「ごま塩」の作り方

  6. 家族の健康維持に!マクロビレシピ「3年もの梅干し」