忙しい時でも、食事は毎日作らなければなりません。マクロビオテックな食生活をしていれば、手間や時間がかかるものがほとんどです。玄米を炊く事からはじまり、出汁をとって時間をかけて食事を作ることが求められます。でも、そんな事をしている時間がない、時もあります。そんな時、マクロビオテックな食生活でも、食べる事ができる、簡単麺はいかがでしょうか。
マクロビオテックと麺
麺というと、うどん、蕎麦、ラーメン、パスタ、ソーメン・フォーなどなど、色々な種類がありますが基本的な材料は「小麦粉と水」がほとんどです。マクロビオテックでは小麦粉は控えたほうが良い食材の一つです。小麦粉を使っていない麺類となると、蕎麦やフォーなど、蕎麦粉や米粉が原料のものになります。今回は「フォー」のレシピをご紹介をしたいと思います。
「フォー」って何?
フォーとはベトナムで食される麺の一種で、形は平べったくゆでるまえは、白っぽい色ですがゆでると半透明になります。原料は米粉と水で温かいスープと一緒に食べるのが一般的な食べ方です。本場のベトナムでは、牛肉をはじめ、鶏肉や豚肉、エビやカニなどの動物性たんぱく質をベースにしたスープで食べられる事が多いのですが、近年では野菜ベースのスープで食べる方法も人気があります。また、トッピングも色々あり、唐辛子やパクチーなどのハーブ類をのせてライムをギュッと絞るトッピングが人気です。この他ベトナムでは細麺の「ブン」や緑豆から作られる「ミエン」がありこの両方とも小麦粉は不使用な為お好みに合わせて麺の種類を変える事も可能です。(フォーや、ブンは大手のスーパーや輸入食材店で購入できます。)
野菜たっぷりのベジタブルフォーのレシピ
〈材料〉2人分
フォーの麺 (ぬるま湯でもどしておいて下さい)
野菜だし(くず野菜を水で10分ほど沸騰させずに煮て漉しておいたもの)600ml
醤油 大さじ2
酒 大さじ1
生姜 大さじ1(すりおろしたもの)
油揚げ 1枚(お湯で油切りしておいて1cmの厚さの千切りにしておいて下さい。)
もやし 1パック
小松菜か青梗菜 適量
トッピング用にミントやパクチー、三つ葉などの香りの良いハーブ類 適量
レモンかライム 適量(くし切りにしておく)
〈作り方〉
1.お湯を沸かして、小松菜か青梗菜、もやしをサッとゆでておく。
2.鍋に野菜出汁、醤油と酒をいれひと煮立ちさせ油揚げを入れる。
3.2の鍋が沸騰してきたら戻した麺をいれてサッと煮込む
ここであんまり煮込みすぎると麺がどろんとなってしまうので様子を見ながら煮込んで下さい。
4.麺に火が通ったら、器に麺だけを先に盛り付け、ゆでておいた青菜ともやしと油揚げを盛り付け、スープを注ぐ。
5.最後にお好みで、パクチーやミント、三つ葉などを盛り付けて、レモンやライムを絞って出来上がりです。
まとめ
マクロビオテックな食生活で麺というと少し難しいイメージもありますが、代用品を使えば結構簡単にチャレンジできます。しらたきをパスタの代わりにしたり、ラーメンの代わりにしたり、豆乳と味噌でとんこつ風スープを作ることもできます。マクロビオテックな食生活をしているからとあきらめずに色々な置き換え料理を是非お楽しみ下さい。