マクロビオティックのおだしで簡単スープ

マクロビオティックには洋風スープ、和風スープの区別ははっきりとはしていません。海藻の成分と天然醸造の味噌・醤油や塩のミネラル、酵素、発酵菌が溶け込んだ味噌汁や醤油ベースのスープは、マクロビが勧める基本の食事である一汁一菜の最も重要な役割を持っています。今回はスープからマクロビ食をみていきましょう。

マクロビのスープのお出汁

マクロビのお出汁の基本は昆布と干ししいたけです。和風も洋風もこのお出汁です。西洋料理を基礎から習った方には、にわかには信じがたいでしょうが、ポタージュもシチューもオニオングラタンスープもこのお出汁で美味しく作ることができます。スープといえば、鶏がらを野菜と何時間も煮込んでスープストックを作るのが一般的とされてきました。しかしもうそんな手間もエネルギーの消費もいらないのです。オーガニックや無農薬、低農薬の旬の野菜と天然醸造の調味料からも美味しい味が出ます。マクロビは食べ物をその一番美味しい食べ方で頂くのです。そして何より簡単です。水出しというお出汁は昆布と干ししいたけと水をガラスの保存びんなどに入れて一晩寝かすだけです。味噌汁の場合、寝る前に鍋に分量の水と昆布を入れておくだけで朝には美味しい味噌汁のお出汁になっています。このように簡単に体に良く、美味しいお出汁が作れるなら、添加物でいっぱいのだしの素やスープの素は必要ありませんね。
*基本の水出しの分量は水2カップに昆布は切手大2枚、干ししいたけ1個です。これを一晩寝かし、翌朝、10分ほど煮れば煮出し汁になります。味噌汁には水出しで十分です。

スープで手軽に野菜を摂ろう

最近では、マクロビ以外でも現代人は食べ過ぎである。健康的な食事は一汁一菜で十分。と言われるようになってきました。味噌汁やスープは立派なおかずです。マクロビ流のお出汁とたっぷりの野菜、そして天然醸造の発酵食品である味噌や醤油で味付けしたスープ、玄米ご飯、野菜のおかず、これだけで一汁一菜なのです。スープに入れる野菜は旬のものでマクロビの陰と陽の考えから中庸にあたる、人参・大根・ごぼう・山芋・玉ねぎ・きゃべつ・かぶ・かぼちゃ・ねぎ・小松菜・春菊・オクラなどです。季節や体調、気分に合わせて彩りよく組み合わせましょう。

地中海式食事法との類似点

マクロビは日本の伝統的食事法への見直しが必要だといっています。マクロビの調理法や食材、調味料は正に日本の伝統的食事法に通じています。また南ヨーロッパにも健康的な食事法があります。地中海式食事法といって、マクロビに良く似た食事法で地中海沿岸の地域で暮らす人々の伝統的な食事を取り入れた食生活です。この地域に暮らしている人々には心疾患やがんなどの慢性疾患が少なく健康であるとされています。以下のような特徴があります。

  • 野菜や果物、ナッツ類、豆類、未精製穀物をふんだんに摂取。
  • 飽和脂肪酸を避け、オリーブオイルをたくさん摂取。
  • 魚を適度に摂取。
  • 肉類や乳製品は控えめに摂取。

マクロビオティックはその意味である「大いなる生命」のごとく、私たちの環境や生活に地球規模、宇宙規模で影響を与える考えであるため、世界のさまざまな地域でその基本を同じくする食事法が存在するのでしょう。それぞれの良いところを理解して取り入れることが出来ればマクロビの新しい楽しみ方も生まれるかも知れません。

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