なんとなく疲れていたり、なんとなく不調だと感じる時に是非ともオススメしたい食材が「小豆」です。昔から、お祝いのときに食べられていたり厄除けに使われていたり日本人にはなじみの深い「小豆」ですが、マクロビオテックでは食養生やお手当に使われる重要な食材です。
「小豆」に含まれるパワー
「小豆」の主成分はデンプンとたんぱく質が多く含まれています。「小豆」に含まれるたんぱく質は良質な植物性たんぱく質でマクロビオテックにおいては最適なたんぱく質といえます。また、ビタミンB群やカリウム、リン、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。
特筆すべきは、「小豆」には、サポニンという脂質の代謝を促したり、造血作用や洗浄効果の高い成分が多く含まれています。サボニンは腎臓の炎症をおさえ、むくみを取り除くこと手伝ってくれたり、緩んだ腸や体内組織を引き締めてくれる働きがあります。むくんでいるときには、率先して取り入れたい食材といえます。
また、不溶性(みずに溶けない)の食物繊維が豊富に含まれており、体内の老廃物を外に排出する助けがあるのでデトックス効果も抜群です。
そして、「小豆」の色にも表れているポリフェノール。赤ワインと同じくらいのポリフェノールが含まれており、ポリフェノールは抗酸化作用や抗アレルギー作用があるといわれています。この事より生活習慣病の予防やアンチエイジングにも効果が期待できます。
基本的な「小豆」の炊き方
なんにでも取り入れやすいように、基本の「小豆」の炊き方をご紹介します。味付けをほとんどしていないのでお料理にもデザートにも幅広くご利用頂けます。
小豆は事前に水につけておかなくてもすぐに炊くことができます。
1.小豆をざっと洗い鍋に入れ、ひたひたより少し多めの水を入れて火にかけます。
2.4~5分で沸騰させてお湯を捨てます。
※マクロビオテックでは素材を丸ごと取り入れることを勧めていますのでアクはとらなくて大丈夫です。
3.もう一度、水をひたひたより少し多めに入れて沸騰させお湯を捨てます。
4.今度は水をひたひたに入れて弱火にかけ、柔らかくなるまで煮ます。
小分けにして冷凍もできますのでたくさん作って冷凍しておくと食べたい時にすぐに食べられます。
・炊いた「小豆」の応用レシピ
「小豆」と相性が良い食材としてかぼちゃがあげられます。
炊いた「小豆」とかぼちゃを使ったおかずレシピとデザートレシピをご紹介します。
おかずレシピ
・小豆 100g (炊いておく)
・かぼちゃ 1/4個 (2cm角に切ってレンジで柔らかくしておく)
・塩こぶ (塩がついたもの) 適量
上記の材料をざっと混ぜて鍋に入れ、小豆の水気がなくなるまで炊き上げる。
ほんのり甘く、塩気もあってご飯にぴったりです。お弁当にいれても。
デザートレシピ
・小豆 100g(炊いておく)
・かぼちゃ 1/4個 (2cm角に切ってレンジで柔らかくしておく)
・お好みのナッツ類 (10g刻んでおく)
ナッツ類は、アーモンド、くるみ、カシューナッツなどお好みのものでOK。
・メープルシロップ 大さじ1
ボウルに小豆とかぼちゃ、メープルシロップを入れてざっくりと混ぜて最後にナッツをトッピングする。
冷やしても、温かいままでもおいしいので食べすぎに注意です。
まとめ
マクロビオテックで最強食材といわれる「小豆」。まとめて炊いておいて幅広くお使いいただけます。おいしく食べて身体にも良いことができる。是非、一度お試しください。