うつ疲れに効くレシピ「葛入りしょうが湯」「新玉ねぎの姿煮」

綺麗になれるマクロビオティックレシピ

冷え性改善、血栓予防、めまいや耳鳴りの予防、抗菌作用、うつ病予防、デトックス効果など、しょうがの優れた薬効は数え上げるときりがありません。マクロビオティックにおいても、しょうがは薬味や香りづけ、動物性タンパク質の毒消しになくてはならない存在です。内用手当として梅しょう番茶などに欠かせませんし、外用手当にもさまざまな効能を発揮します。しょうががうつ病予防に効く理由と、しょうがを使ったマクロビ食箋レシピをご紹介しましょう。

薬効の高いしょうが

しょうがの歴史は古く、中国では紀元前500年頃から薬用に利用されていました。日本には3世紀以前に中国から伝えられ、薬効の高い食べものとして現代の生活に浸透しています。しょうがには強い辛味がありますが、これはショウガオールとジンゲロンという成分によるもの。ショウガオールは血行を良くして体を温める力、ジンゲロンは免疫力を高める力があります。他に、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの栄養成分が含まれています。

マクロビのしょうが手当

マクロビ外用手当の一つ「しょうが湿布」は、腰痛、肩こり、胃潰瘍、神経痛など、あらゆる炎症や痛みに効きます。しょうがを用いることで血管が広がるために、患部の腫れがひき、痛みが軽減するのです。また、毛穴を開いて発汗を促すので、解熱にも効果があります。さらに、「しょうがの足湯」は冷えやむくみ、体の不調を解消する他、強力な殺菌作用によって水虫を退治することもできます。

頭痛やめまい、肩こりには「しょうが油」のマッサージが良く効きます。しょうがをすりおろして汁を絞り、同量のごま油を指で少しずつ混ぜながら良く合わせて、患部にすりこみます。しょうがで血管を広げ、ごま油の抗酸化物質を入りやすくして炎症をしずめます。肩こりには、マッサージのあと使い捨てカイロなどで患部を温めると、一層効果が上がるでしょう。なお、「しょうが油」は脱毛や白髪にも効果が期待できます。

うつに効くしょうが

しょうががうつ病に効くのはなぜでしょう?うつや自律神経失調症の原因の一つは、血液循環が悪くなっているためです。現に、うつ病の人は北国や北欧地域に多いという事実があります。体を温め、血流を良くすれば、うつ病の症状は改善に向かうでしょう。医療で処方される強い薬では体を冷やし、逆効果しか望めません。しょうがを使った料理や飲みもので、冷えや血流を改善し、根本から治しましょう。

マクロビ食箋レシピ「葛入りしょうが湯」の作り方

しょうがに含まれるジンゲロンは殺菌作用、免疫細胞を活性化、胆汁の分泌を促進、冷えを改善など、さまざまな働きをします。しかし、ジンゲロンは酸化しやすく、空気に触れるとおよそ3分後には減少し始めます。成分を有効に摂取するために、食べる直前にすりおろしてください。病気の予防をしたい人は、加熱せず、生で摂取するようにしましょう。

<材料>1回分
水 1カップ
葛粉 小さじ1〜大さじ1
しょうが汁 小さじ1/2〜1
塩 少々

<作り方>
1.鍋に水と葛粉を入れて溶き、火にかけて良く練り混ぜる。

2.葛が透明になったら、しょうが汁と塩を加え、火を止める。

3.温かいうちに飲む。

玉ねぎの栄養と効能

玉ねぎにはニラやネギ同様、利尿、発汗作用があり、昔は薬用野菜として使われていました。切ると涙が出るのは、硫化アリルという硫黄化合物が目や鼻を刺激するため。硫化アリルは消化液の分泌を促す物質で、ビタミンB1の吸収を助ける働きをします。新陳代謝を活発にするため、ビタミンB1不足からくる疲労や食欲不振、不眠、精神不安定、精力減退などに、玉ねぎは大きな効力を発揮する食べものです。

また、コレステロールの代謝を促し、血液をサラサラにする効果もあります。動脈硬化、高血圧、糖尿病、脳血栓などの予防・改善効果もあり、現代人には欠かせない食材と言えるでしょう。ちなみに、硫化アリルは加熱すると糖度の高いプロピルメルカプタンに変化するので、血液サラサラ効果を期待するなら生食がおすすめです。

マクロビ手当においては、玉ねぎは神経を鎮めて、痛みやイライラを緩和する薬効を発揮します。玉ねぎのみじん切りは、噛みしめると虫歯の痛み止めになります。枕元に置いて寝ると安眠できます。さらに、すりおろしてしぼった汁を脱脂綿に含ませ、鼻の穴に詰めると鼻づまりがスッと解消します。虫に刺されたところにぬれば、かゆみがおさまり、水虫にも効果があります。

玉ねぎの上手な食べ方

春先になると、柔らかくておいしい新玉ねぎが出まわるようになります。早生種の新玉ねぎは辛みが弱く、生食にも向いています。体が陽性に傾いている時は、玉ねぎをサラダにして食べてください。水に浸けすぎると有効成分が流れ出てしまうので、辛みをとるには熱湯をかけます。より陰性にしたい場合は、氷水にさっと浸けると良いでしょう。

辛みが強い玉ねぎほど、加熱すると甘くなります。薄くスライスした玉ねぎをじっくりと気長に炒めてストックしておき、スープや味噌汁に使いましょう。いつものスープや味噌汁が、体にしみわたるような深い味わいにランクアップします。コクと深みのある甘みが出るのは、新玉ねぎより熟玉ねぎの方。動物性タンパク質や脂肪を分解・消化するなど、より陰性の力が強いのも熟玉ねぎの方です。

マクロビレシピ「新玉ねぎの姿煮」の作り方

詰め物の玉ねぎは炒めて濃い味付けにし、器の玉ねぎはだしで煮ただけのシンプルな味に。対照的な味でメリハリをつけたご馳走レシピです。

<材料>2〜3人分
新玉ねぎ 3個
人参 20g
ごま油 大さじ1/2
本葛粉 大さじ1/2

水 1カップ
昆布 3センチ角1枚
塩 小さじ1/3
醤油 大さじ1/2
水溶き葛 (本葛粉大さじ2+水大さじ6)

<作り方>
1.玉ねぎは頭の部分を切り落とし、外側の皮1〜2枚を残して穴を開けないようくり抜き、器を作る。くり抜いた部分はみじん切りにする。

2.鍋を温めてごま油を入れ、みじん切りの玉ねぎを炒めて塩(玉ねぎの0.5%)をふり、みじん切りにした人参を炒め合わせる。

3.2を火からおろして葛粉を混ぜ、2等分する。

4.玉ねぎの器に葛粉をまぶして3を詰め、鍋に並べてから水、昆布、塩、醤油を入れて蓋をし、15分ほど蒸し煮する。

5.玉ねぎに火が通ったら皿に取り出し、残った煮汁にとろみがつく程度に水溶き葛を流し入れ、よくかき混ぜてあんを作る。しっかり火が通って、透き通ってきたら玉ねぎにかける。

まとめ

足先が冷えて眠れない時などに「しょうがの足湯」をすると、体じゅうがポカポカしてきて、ぐっすり眠れます。心身のコンディションを整えてくれるしょうがパワー、ぜひ一度体感してください。

玉ねぎを鍋に並べる時、切り取った頭の部分を鍋底に敷くと、玉ねぎが倒れません。鍋の大きさに揃えて、玉ねぎの数を増減してください。ぴったりサイズが合えば、倒れにくくなります。見た目がかわいいので、多めに作ってパーティ料理にもどうぞ。

マクロビオティック  マクロビオティック

関連記事

  1. 安心&ヘルシー!お子さんのおやつに「マクロビクッキー」

  2. 胃腸をいたわる夏バテ解消レシピ

    モチモチ食感のマクロビおかず「れんこんハンバーグ」の作り方

  3. 肉不使用の「ロールキャベツ」「ひよこ豆のコロッケ」の作り方

    夏バテに効くマクロビレシピ「なす味噌ペンネ」「無添加タルタル…

  4. 卵を使わない玉子焼き風」

    アレルギーでも安心!お弁当に「卵を使わない玉子焼き風」作り方…

  5. 冷え性改善料理

    腸の調子を整える、マクロビレシピ「漬けものおむすび」

  6. 糖尿病予防レシピ作り方

    めまいやイライラが治るマクロビレシピ「ぬたあえ」の作り方