人口50万人を超える、北関東の中核都市宇都宮市。栃木県の行政と経済の中心地ではありますが、周辺には豊かな農産物生産地も隣接しています。
街全体に活気があり顧客のニーズも多様化しているため、ここには様々なタイプの飲食店やショップが並んでいます。しかし大きい街ではあるものの、マクロビオティックのメニューを揃えたようなお店はまだまだ少ないのが現状。
とは言っても新鮮な野菜が手に入ることから、本格的にマクロビオティックを実践するお店もいくつかあるはず。宇都宮でマクロビオティックのお店を探してみましょう。
目次
レストラン「ひと粒台所タノハナ」
市街中心部からは北東の郊外にあるこのお店は、何と自前の農園まで持っている自然派志向のレストラン。マクロビオティックの食事法を上手に取り入れて、健康面だけではなく味と見た目にもこだわったお店です。
メニューには玄米や雑穀を中心に、農薬や化学肥料を使わずに作られた野菜、さらに海藻や豆類などもふんだんに盛り込んでいます。食材は自家農園の野菜類の他、可能な限り地元産のものを丸ごと使うというこだわりよう。
調味料にも繊細な心配りが見られ、天然塩、本醸造の味噌や醤油、自家製の米飴や甘酒などを使っています。
マクロビオティックを取り入れたティータイムのメニューも豊富で、穀物コーヒーや素材にこだわったスイーツなどがおすすめです。
料理教室「Natural Cooking Club」
お店ではありませんが、宇都宮にはマクロビオティックの料理を学べるクッキング・スクールがあります。それが「Natural Cooking Club」。
この教室では毎月一回、リマクッキングスクールで認定を受けた講師の皆さんが、マクロビオティックの基本から教えてくれます。
また不定期ではありますが、一般向けに「マクロランチの会」を開いて、気軽にマクロビオティックのメニューを楽しんでもらうという活動も行っています。
出張レッスンも随時行っているので、ある程度まとまった人数で申し込んでみるといいかもしれません。
自然食レストラン「バニラバケーション」
本格的なマクロビオティックのレストランではありませんが、食材にこだわったお店をご紹介します。宇都宮市街の南部、インターパークの近くにあるお店です。
ビュッフェスタイルのランチが女性に人気で、特に野菜を使った料理が多いのが特徴ですが、肉料理やパスタなどもあります。もちろんディナータイムも充実。
料理の味は評判ですが、食材にマクロビオティック・レベルまでのこだわりはないようです。
マクロビオティックのお弁当「Comida」
非常に珍しいスタイルのお弁当やさんで、肉・魚・卵・白砂糖・食品添加物を一切使わないメニューを販売しています。
ご飯には玄米を使い、おかずはオーガニック野菜で作られた献立が日替わりで。お弁当だけではなく惣菜の販売も行っています。かなり食材にこだわった、マクロビオティックのお弁当屋さん。
場所は東武宇都宮駅の西口近くです。
まとめ
宇都宮でマクロビオティックのお店を探してみると、残念ながら名前は残っているものの閉店しているお店が多いという事実に突き当たりました。
「Akari Cafe」「オーガニックベジカフェ・イヌイ」「レストランププ」など、こだわりのメニューで最近まで営業を続けていたお店も、いくつかの情報を分析してみると閉店してしまったようです。
確かに近隣地域で最大の地方都市ではあっても、まだまだ食文化という面から見ればマクロビオティックの普及が難しい現状があるのかもしれません。