美肌効果「はと麦玄米ご飯」「グリーンスムージー」「梅ジュース」

「肌は内臓の鏡」の言葉通り、代謝をつかさどる肝臓や腎臓、肺が健康ならば肌はいつも美しく、新鮮です。お肌はいつまでもみずみずしく保ちたいもの。肌は21日周期で生まれ変わると言います。体の内側からきれいになるためには、何を食べたらよいのでしょうか。美肌効果の高い食べものとマクロビレシピをご紹介しましょう。

肌荒れの原因と対策

最近疲れがたまっている、どうも体調がすぐれない。そんな時、ニキビや吹き出物、そばかす、しみ、肌荒れなど、お肌はさまざまな症状を表して危険信号を送ってきます。ざらついたり、艶がなくなったり、張りと弾力がなくなったり、血色が悪くなったり。これは、新陳代謝が悪くなって血の巡りが悪くなり、皮下組織に老廃物が蓄積するためです。体の内側からお肌の調子を整えるためには、食生活を見直し、血液をきれいにしなければなりません。

お肌の調子が悪い時は、できるだけ余計なものを体の中に入れず、老廃物がたまらないようにしましょう。午前中は食事をとらずに消化器官を休めると、体内がきれいになります。お肌をきれいにするためには、はと麦、ふのり、きくらげのように、ホルモン分泌を促進し、脂質と水分の代謝を活発化させる食べものを積極的にとるようにしましょう。

肌をととのえるはと麦

麦の収穫期は夏、秋に獲れる玄米に比べると陰性です。はと麦は古来より美人を作ると言われる通り、美肌に効果があります。100g中にタンパク質を13.3g含み、穀物の中ではタンパク質の含有量が多い食材です。食物繊維量は精白米の約2倍、その他、ビタミンB1、鉄、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。また、白米よりも脂質代謝を促進するビタミンB2の含有量が多いことなどから、ご飯に混ぜて炊くと新陳代謝を高めると考えられています。

はと麦には新陳代謝を高める働きがあるので、肌コンディションを整え、ターンオーバーを促すといった美白に役立つ食材として知られています。しみ、肌荒れに効果がある他、疲労回復や滋養強壮、むくみや便秘の改善、デトックス効果などに役立ちます。穏やかに全身の生理状態を整えて消化機能を増強し、皮膚障害を取り除く作用があるため、毎日少量ずつ食べるとよいでしょう。食べ過ぎると肺や腎に負担がかかるので、3日食べたら1週間以上あけるなど、適度にします。

マクロビレシピ「はと麦玄米ご飯」の作り方

マクロビオティックでは玄米を土鍋か圧力鍋で炊きます。圧力鍋の方が早く炊けますが、土鍋でじっくり時間をかけて炊く玄米ご飯もよいものです。

最近は糖質制限ダイエットが流行して炭水化物が敬遠されているようですが、これは非常にもったいない話です。質の良い血液を作り、体の陰陽バランスをととのえるお米は、栄養価の高い優れた食べものです。さらに玄米にはビタミンやミネラルがたっぷり。ふっくらときれいに炊けた土鍋のご飯を食べて、ふっくらときれいなお肌になりましょう。

<材料>(2人分)
はと麦 大さじ1
玄米 2合
水 600cc
塩 適量

<作り方>
1.はと麦と玄米を静かに洗い、分量の水に3時間以上浸しておく。

2.材料を土鍋に入れて中火にかけ、ゆっくり熱を加える(沸騰まで15〜20分かかるくらいの火加減に)。

3.沸騰したら蓋を取り、高いところから塩を均一にふる。その後、木べらで底から混ぜ返し、火の通りを均一にする。

4.蓋を取ったまま水分を飛ばしながら炊き、アクの泡が浮いてきたらすくって捨てる。

5.ひたひたの水位になり、かに穴(ご飯の表面にできる小さな穴)が見えてきたら蓋をする。

6.蓋の穴に木栓をする。ない場合は、穴に菜箸を差したり、折りたたんだぬれ布巾をのせて穴をふさぐ。

7.弱火にし、30〜40分炊く。

8.火を止めてガス台から下ろし、5分間蒸らす。

マクロビオティックの考え方から、「スムージー」の良い飲み方は?

少し前から若い女性を中心に流行っている、スムージー。野菜や果物がたっぷりで、比較的甘さも感じられるので飲みやすいようです。しかもビタミンなどが壊れていない非加熱の状態で摂れることから健康や美容のために取り入れている方も多いですね。マクロビオティックでは、生の果物や野菜は基本的に身体を冷やす陰性の作用が強く、あまりおすすめできません。特に、スムージーを飲みやすくするために入れるバナナなどの糖度の高い南国のフルーツは、最も陰性が強く冷え性の方は冷え性をさらに悪化させてしまう可能性もあります。では、マクロビオティックを実践している方がスムージーを飲みたいと思ったら、どうすればよいでしょう。マクロビオティック実践者向けのスムージーとはどんなものでしょうか。

まず、もう少し詳しくスムージーの良い点と悪い点についてお話しします。例えば、小松菜やケールなどの青い野菜を使ったグリーンスムージーは、体内に溜まっている毒素を排出し、肉食などで酸性化した血液をアルカリ性に中和する働きが期待できます。肉料理をよく食べる方の場合は、血液が酸性で体温が高い傾向があるので、スムージーはぴったりのドリンクです。ただ、ベジタリアンの方や低体温の方の場合だと「身体がさらに冷える」「疲れが溜まりやすくなる」「生理が辛くなる(女性の場合)」などの不調が出やすくなります。

そこで、ベジタリアンや冷え性の方におすすめのスムージーの食べ方は、スムージと一緒に植物性の陽性の食べ物を取ることをおすすめします。例えば、味噌、自然塩、根菜類、梅干しなどです。肉類は強い陽性ですが、血液を汚してしまいますのでおすすめできません。さらに、身体を冷やしやすい南国のフルーツではなく、りんごやみかんなどの国産のフルーツを使うようにすることもポイントです。また、トマトやキュウリなどの夏野菜も身体を冷やす作用が強いので控えるようにしてください。南国の糖度の高いフルーツを使わない分、甘さは控えめになります。もし飲みづらさを感じて甘味料を加える場合には、砂糖やはちみつではなく、より陽性度の高いメープルシロップを使うようにしてくださいね。

 マクロビオティックレシピ「グリーンスムージー」の作り方

スムージーに使うフルーツや野菜は、無農薬のものを購入して皮ごと使うのが理想的です。ただどうしても手に入らない場合は、皮などを剥いてから使うようにしてください。

<材料(1~2人分)>

りんご:1個、みかん:1個、小松菜1/2パック、水200~250㏄

<作り方>

1りんごとみかんは皮を剥いて一口サイズに切る(りんごは無農薬なら皮ごと使う)。

2小松菜はよく洗って、ざく切りにする。

3ミキサーにすべての材料を入れて、なめらかになるまで撹拌する。

まとめ

もちもちしたはと麦の食感がたまらなく美味しい玄米ご飯です。もっと食べやすくしたいという方は、玄米を五分づき米に変えてください。はと麦も割ったタイプにすると消化吸収の助けになります。

漠然とですが「スムージー=身体を冷やすもの」というイメージがあったので、スムージは野菜とフルーツたっぷりで美味しいとは分かっていながらもあまり手を出せずにいましたので、今回のマクロビオティック流のスムージーの飲み方は参考になりました。暖かい季節には特に美味しく感じられるスムージー、身体を冷やさないように食べ合わせに気を付けて楽しみたいですね。

梅ジュースの効果とは

梅はアルカリ性の食品でクエン酸をはじめ、リンゴ酸、カルシウム、鉄分といった有機酸類・ミネラル類を多く含んでいます。そんな梅で作る「梅ジュース」はどんな効果があるのでしょうか。クエン酸は疲労回復効果があり疲れている時に飲むと疲労回復が早くなります。筋肉疲労の予防にも役立つといわれています。脂肪や、糖質の代謝を促進する効果もありコレステロールの蓄積を防ぐ役目をしてくれるので、ダイエット中にもオススメです。その他、整腸作用や美肌効果、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸は血圧を下げる効果があります。
また、梅は昔から毒消し効果があるとして、病気予防や防腐に利用されてきました。食中毒予防、水あたり予防や、血液中の毒素を排出する作用もあり、デトックス効果もあります。

白砂糖や氷砂糖の代わりにつかう甜菜糖(てんさいとう)とは

甜菜糖(てんさいとう)とは、北海道などの寒い地域で栽培される甜菜(てんさい)=砂糖大根から作られる砂糖のことです。白砂糖や氷砂糖はサトウキビを原料としており、甜菜糖(てんさいとう)だけが甜菜(てんさい)を原料としています。甜菜糖(てんさいとう)の甘さは白砂糖に比べて優しくて上品といわれています。白砂糖が身体を冷やすものですが、寒い地域でとれる甜菜(てんさい)には身体を温める作用があります。冷え症の方には甜菜糖(てんさいとう)はオススメのお砂糖です。また、甜菜糖(てんさいとう)にはオリゴ糖が多く含まれている為体内のビフィズス菌を増やし腸内環境を整えてくれる働きがあります。精製されていない砂糖でもある為、身体の中でゆっくりと消化されます。血糖値の上昇も緩やかで吸収にも時間がかかる為、少しの糖分でも、満足感を長く感じる事ができます。

梅と甜菜糖(てんさいとう)を使って作る「梅ジュース」のレシピをご紹介します。
「梅ジュース」のレシピ
〈材料〉
青梅 1kg
甜菜糖 1kg
保存瓶 3L以上のもの(焼酎またはアルコールで内側をふいておく)
竹串
1. 青梅は優しく水で洗い1時間くらいたっぷりの水につけておきます。
2. 水からサルにあげて、一つづつキッチンペーパーなどで丁寧に水気を拭き、なり口(梅のへた)を竹串でとります。
3. 冷凍庫に入れて一晩凍らせます。凍らせることで梅の繊維が壊れエキスが出やすくなります。白砂糖や氷砂糖でつくる場合は省いても良いのですが、甜菜糖(てんさいとう)で作る場合は、甜菜糖(てんさいとう)が溶けにくいため、このひと手間をかけることで失敗しにくくなります。
4. 凍らせた梅と、甜菜糖(てんさいとう)を交互に瓶の中にいれていきます。
5. 冷暗所で保存し、ときどき瓶をゆすって中を混ぜます。
6. 梅からエキスが出てきて、甜菜糖(てんさいとう)もしっかり溶けたら梅をとりだし出来上がりです。
7. とりだした梅は、そのまま食べる事もできますし、種をとって出来上がったシロップと一緒に煮詰めると梅ジャムにもなります。

まとめ

こうして出来上がった「梅シロップ」はそのまま飲むことはもちろん、寒天を入れて梅ゼリーにしたり、かき氷のシロップにしたり、煮物にお砂糖代わりにつかったり色々使う事ができるので、梅の季節には是非「梅ジュース」作ってみてはいいかがでしょうか。

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