南国のフルーツのマクロビ的魅了と効能

果物を使ったマクロビレシピ

現在の日本では四季折々にフルーツがでてきます。柑橘系にはじまり、春はイチゴ、そしてさくらんぼ、夏に向けてスイカにモモ、ブドウにメロン、秋にはナシ、リンゴ、カキ。バナナやキウイは一年中手に入り、世界中の果物がほぼ通年楽しむことができます。今日は果物の栄養価とマクロビオティックの立場から見た果物の使い方・注意点などをご紹介します。

フルーツの栄養的魅力

果物は、その美味しさの魅力に負けないくらい栄養的にも魅力のある食べ物です。その8割は水分ですが、ビタミン、ミネラル、食物繊維など健康維持に必要な栄養素が含まれています。そして生の酵素が体の新陳代謝を高めてくれます。

ビタミンの中でも特にビタミンCの豊富さは注目に値します。ビタミンCはたんぱく質の消化吸収を助ける役目があります。タンパク質は体の中の血液、筋肉、内臓、皮膚、爪を作る大切な成分です。ビタミンCの不足は細胞の質を悪くし、疲労感を感じやすくなったり、免疫力が落ちるために、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。そして皮膚や粘膜、血管等、細胞間の結合が緩みます。その結果、毛細血管がもろくなり老化が進みます。ビタミンCはカルシウムの吸収も高め、私たちの骨、歯、血管を強くする役割があります。そのため、逆にビタミンCが不足すると歯や骨が弱くなり、皮下出血、歯茎の出血など壊血病の症状が起こり、切り傷の治りが遅くなります。

ビタミンCは、水溶性のビタミンです。強い抗酸化力を持っており、活性酸素によって体が酸化されるのを防ぐ働きがあります。細胞の老化を予防するとともに、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの予防にも効果を発揮します。発ガン物質の形成を抑制する働きがあることも研究で明らかにされています。

さらにビタミンCの効果で一番知られているのは美肌効果ではないでしょうか。肌のうるおいやツヤを出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の合成を活性化する役目があります。細胞同士をしっかりくっつけ、肌のハリを保ちます。逆にビタミンC不足はハリやうるおいがなくなって老化を促進させます。(皮膚のタンパク質の30%はコラーゲンでできています!)ビタミンCの欠点は空気に触れると酸化してしまうことと、熱に弱いことです。高い効果を得るためには生で食べるのがお勧めです。

フルーツの甘い魅力

フルーツの魅力はあの甘さではないでしょうか。科学的に見てみると、野菜の甘みは多糖類ですが、果物の甘みはフルクトースという単糖類です。単糖類は、それ以上糖に分解できない一番小さい単位の糖質です。摂取するとすぐにエネルギーに代わり血糖値があがりますが、下がるのも早いのでまた欲しくなる傾向があります。吸収が早く水分も多いため、陰性の強い食材です。体を冷やし、細胞を緩める働きがあります。

一方、「多糖類」は2つ以上の炭素分子からなっています。野菜や甘酒などに含まれている穏やかな甘さを持つ糖類です。ゆるやかに血糖値を上げてくれるので、マクロビオティックでは単糖よりも多糖類をお勧めしています。

フルーツのマクロビオティック使用法

このように果物は細胞を緩めて体を冷やす効果があるため、マクロビオティックでは常食としては推奨しません。果物は体の調子に合わせて、または食べ物の解毒、中和のために用いることがあります。例えば肉、魚、卵などの中和に役立ちます。柑橘類は魚や鶏、リンゴは肉類の陽性さを中和します。リンゴやりんごジュースは解熱薬としても用いることができます。日中の疲労をおさめ(陽性の状態)、心身をリラックスさせるのにも一役買ってくれます。

フルーツを控えた方がいい人

陰性の果物が症状を悪化させる場合があります。炎症やかゆみのある場合、ガンや腫瘍、筋腫、耳や目などのトラブルがある場合、肺や呼吸器、腎臓が弱い人、アレルギー体質の人は果物を控えてみましょう。症状が良くなれば少しずつ、リンゴやミカンなど、果物の中では陽性のものを取りましょう。

まとめ

果物は味も栄養的にも、そしてその手軽さゆえに魅力のある食べ物です。しかし多食は注意が必要です。体を緩めて熱を放出し、冷やす働きがあるので、体調に合わせて上手に食べましょう。体が冷えている時、集中力が欲しい時、体に疾患があるときは控えましょう。緊張を緩めたいとき、リラックスしたいとき、解熱したいとき、必要に応じて取り入れてコントロールして下さい。

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