健康増進に逆効果?マクロビオティックの問題点に注目

マクロビオティックを実践している人の中に、とても健康とは言えないほどに痩せてしまっている人を時々見かけます。お話しを聞くと、本人は健康そのものだと答えてはくれますが。
もちろん身体に良いとして始めるマクロビオティックですが、逆に体質に合わなかったりすることはないのでしょうか?
ここではあえて、マクロビオティックの問題点にテーマを置いてみましょう。

マクロビオティックで栄養不足になる

厳格なマクロビオティックの実践者になるほど、動物性の食材を徹底して控えるようになります。本来の目的から微妙に軌道が変わってしまい、いわゆる菜食主義者になる人もいます。
確かに日本人の場合、長い間穀物や野菜を主食にしてきたので、欧米人よりは菜食に適しているかもしれません。しかしマクロビオティックの基本は、バランスの良い食事で健康を増進することのはず。

人間は元々雑食性の動物として繁栄してきたので、完全に草食動物になりきることはできません。やはり時々は少量でもいいので、魚介類や肉類を摂取することも必要でしょう。
そう考えると、マクロビオティックを実践していて病的に痩せている人は、栄養面で問題があると言えるのかもしれません。
人が生命活動を維持するためには、タンパク質・炭水化物・脂質の3大栄養素の他、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素を、バランス良く色々な食材から摂取しなければなりません。肉類や魚介類を避けていると、良質なタンパク質やアミノ酸などが不足する可能性もあります。マクロビオティックすなわち、菜食主義と安易に結びつけない方がよさそうです。

体質的に合わない危険性

マクロビオティックの食事法として、玄米食はかなり一般的になっています。玄米には白米には含まれない栄養分が豊富に含まれており、健康増進にはもってこい。
しかし体質的に玄米食が合わない人もいて、そのような人が玄米を食べ続けると体調不良の原因にもなります。玄米食はアトピー性皮膚炎に良くない、という報告もあるくらいです。
人間の身体は基本的には同じつくりになっていますが、体質というのは人それぞれ微妙に違っているもの。大して食生活には気を遣っていないのに、やけに元気で丈夫な人もいれば、すべてに気を遣っていても健康に自信のない人もいます。
玄米食に限らず、他の人の意見を聞いて極端な食事法に走ると、体質的に合わない成分を多量に長期間摂取してしまう危険性だって出てきます。
長期的な視野で色々な食品を選びながら食べて、その中から自分に合った食べ物を見つけることが、最もバランスのとれた食生活だと言えるでしょう。

穀物や野菜の栽培方法による危険性

毎日野菜をたっぷり食べることが健康への近道と言われますが、マクロビオティックでも食べる野菜は選ばなければなりません。スーパーで安売りされているような野菜は、栽培履歴もはっきりせず、安全な方法で栽培されたかどうかはまったく分かりません。
マクロビオティックでは「一物全体」という考えを基本にしています。これは野菜でも穀物でも、1つの食材をまるごといただくことを意味することば。つまり食材そのものの安全性が、より重要になるということです。
お米も野菜も、農薬や化学肥料の使用状況さえ分からないで購入して、それを毎日食べ続けることにはかなりの危険性が潜んでいると言えます。穀物や野菜に大きく比重を置くマクロビオティックだからこそ、食材の安全性には充分過ぎるほどに注意するべきなのです。

まとめ

マクロビオティックでは、決して肉類や魚介類を禁止してはいません。陰と陽とのバランスを考えると、それらの割合を減らした方が良いというだけです。
現代の危機的な食生活を反省して、自分に合ったより良い食生活に改善すれば、それが何よりも健康増進に役立つのではないでしょうか。

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