ローソンのマクロビオティックは評価できるのか?

コンビニエンスストア大手の中でも、差別化の一環として「ナチュラルローソン」を展開しているローソン。一般的なコンビニのコンセプトとは違い、商品の原材料から添加物についてまでこだわって、安心で安全なお店を目指しているようです。
女性を中心に「美しく健康で快適な」ライフスタイルをサポートするというローソンの取り組みは、マクロビオティックの理念に合っているのでしょうか?

ローソンの取り組み

全国に展開するコンビニ・チェーンとして、ローソンを知らないという人はいないでしょう。しかし他のコンビニとの違いは目立たず、便利で気軽に寄れるから利用するという人がほとんどのはず。
ところがローソンは他のコンビニにはない、新しい取り組みに力を注いでいるのです。その1つのカタチがナチュラルローソンの展開です。
ナチュラルローソンでは生鮮や日配食品の主原料に、国内産を優先して使用しています。ただしおにぎり・パン・サンドイッチなどは、他のローソンと同様の基準で販売しているようです。ある程度は国産原料にこだわっていると考えて良いでしょう。
加工食品やお菓子類についても、国産原料使用の商品を優先しています。また全ての食品において、合成保存料(添加物)の不使用を徹底しています。
便利さと手軽さのみを追求する他のコンビニとは、一線を画する存在だと言えるでしょう。

ローソンおすすめの商品群

ナチュラルローソンではお弁当からお惣菜、そしてパンやデザートの原料にオリジナリティを持たせています。一例を挙げてみると、ご飯には玄米や六穀米を使用、生野菜サラダや温野菜などマクロビオティックに通じる野菜類が充実。
野菜と言ってもレタスやトマトだけではなく、かぼちゃ・にんじんなどの身体を冷やさない種類も上手に取り入れています。さらに雑穀やひじき・もずくといった海藻を使うなど、マクロビオティックの感覚が随所に見られます。
サンドイッチの原料にもライ麦・胚芽・胡麻などを使い、野菜もたっぷりとサンドしています。そしてデザートやお菓子類では、一般のスーパーでも販売していないような、素材へのこだわりと企画力に富んだ商品が目をひきます。ズバリ「マクロビオティック」と銘打ったクッキーを販売しているのも、コンビニではここだけでしょう。

これは果たしてマクロビオティックなのか?

ナチュラルローソンの商品には確かに、よそにはない目新しさと健康に対する気配りが感じられます。お菓子などその取り組みの一部は、一般のローソンにも活かされているようです。
しかしマクロビオティックとして評価できるかと言えば、やはり取り組みの不完全さは否定できません。
マクロビオティックには2つの柱として、「身土不二(しんどふじ)」と「一物全体(いちぶつぜんたい)」という理念があります。コンビニという業種形態からして、これら2つの理念を厳格に守ることは難しいとは思います。
しかし食品の原料として国産品を「優先」するというコンセプトでは、解釈次第で外国産原料も可能な限り使って良いとも受け取れます。「身土不二」や「地産地消」という概念を、コンビニで実現するのは実質的に不可能と言っても良いでしょう。
また1つの食材を丸ごと全ていただくという「一物全体」についても、個別包装が原則のコンビニ商品では限界があります。

まとめ

最も懸念される問題点は、野菜など原料そのものの品質にあります。24時間常に品切れを出さずに商品を販売するためには、生野菜やお弁当・惣菜などは衛生管理が不可欠になります。
特に細菌の繁殖による食中毒は絶対に防がねばならず、そのためには食材を必要以上に洗浄・殺菌しなければなりません。この過程で食材に含まれる栄養素は、そのかなりの部分が失われてしまいます。
安全で栄養価も高い食品を販売するには、そもそもコンビニエンスストアというシステムは向いていないとしか言えません。マクロビオティックを取り入れたローソンの取り組みは、企画としては面白いかもしれませんが、本質的な部分では「マクロビ風」としか言えないのではないでしょうか。

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