マクロビオティックスイーツでは、砂糖の代用品として、メープルシロップが大活躍します。
ハチミツとは違った甘みと独特の味があるため、好みは多少別れますが、自然のままの糖分で心がホッとします。
メープルシロップはカナダを代表する食品の一つで、「サトウカエデ」という木の幹から取れる樹液です。世界中で愛されている食品ですが、世界に出荷されているメープルシロップの8割以上が、カナダだけで生産されています。
雪解け時期に自然と流れ落ちる樹液を集め、じっくり煮詰めたのがメープルシロップです。種類も非常に多く、これは採集時期で変わります。
日本でも生産されていますが、こちらはカナダのサトウカエデとは違う、別の種類のカエデの樹液で作られています。
ここからはそんなメープルシロップとマクロビについてまとめています。
目次
メープルシロップでおいしくマクロビオティック-白砂糖以外なら大丈夫?
マクロビオティックでは、基本的に体を冷やすものは食べないか、別の体を温めるものと一緒に食べる事がルールの一つとなっています。実はマクロビオティックの厳密なルールでは、メープルシロップも体を冷やす食べ物で、白砂糖と同じです。
糖分は全て陰性(体を冷やすもの)であり、メープルシロップも甜菜糖も、他の甘味料も同じです。白砂糖と違うからと多く使っては意味がありません。
しかし絶対に使ってはいけないのか、といえばそれはまた別の話です。
食べてはいけない、というよりは、食べることを避けるというのが近いのです。何かしらの方法で摂取する時は必ず、体を温めるミネラル(陽性)を一緒にとり、食物の陰性陽性のバランスを取ることが大切なのです。
白砂糖も、メープルシロップなどのマクロビ甘味料も変わりません。逆に言えば全てバランスよく食物を取ることが大事であって、悪いもののように扱う必要はないということでもあります。
メープルシロップでおいしくマクロビオティック-メープルシロップの効果
さて、数多い糖分の中でも、メープルシロップは非常に高い健康効果を期待できます。
まず水分の方が多い分、100グラム中のカロリーが低めになっており、血糖値が上がりにくいという特徴があります。
またメープルシロップ独特の味も手伝って、少ない量で満足感を得ることが出来ます。つまり同じ甘さでも使う量が少なくて済むという利点が強いのです。
他にもカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルと少量のビタミンが含まれているため、体の熱を使いやすくなります。つまり代謝をしやすくなるという大事な役目を持っています。
こうしてみていくと、砂糖よりもメープルシロップの効果が多彩であることがわかる食品です。
メープルシロップでおいしくマクロビオティック-おやつレシピ
メープルシロップはお菓子作りによく使います。人気のお菓子はクッキーですが、お菓子の種類は様々ですが、ここでは食事にもなる「グラノーラ」をご紹介します。
用意するものは、オートミールと玄米ポンセン、ナッツです。他に好みのドライフルーツも好みで入れます。
オートミールを弱火で炒り、ナッツや砕いたポンセンを、ココナツオイルとメープルシロップに塩を少し入れて火を通したものに入れます。
あとは丁寧に全体を絡め、乾燥したら冷まして保存瓶に入れます。
おやつや朝食、置き換え食としても優秀です。
メープルシロップでおいしくマクロビオティック-まとめ
メープルシロップは非常に体に良く、ダイエットや美容に適しています。
しかしマクロビオティックでは、白砂糖や他の甘味料同様に、体を冷やす食べ物に分類されます。
ですがマクロビオティックでは、砂糖は厳禁というより、体が温まるものと時々なら食べてもいいというくくりになっています。そのため、体を温めるミネラル類や食品とセットで食べることが原則です。