マクロビ的視点でそばをいただく

そばは雑草のように寒いところでも強ち、脂肪やたんぱく質が多く腹持ちが良い食べ物です。米がとれないときの大事な食材として古くから日本で重宝されてきました。今日はそばの栄養価を見直し、マクロビオティックな視点でそばの効能をみてみましょう。

ルチンで体を浄化しよう!

そばには健康に良い栄養がたくさん含まれています。その中で特に注目したいのはルチンです。ルチンはビタミンCの吸収を強め、毛細血管を拡張、強化してくれるため血栓を予防する効果があります。また血管から由来する様々な生活習慣病の改善に役立ちます。科学的にも血行促進、血中コレステロール値を下げる効果が確認されており、動脈硬化、高血圧、脳卒中予防に注目されています。効果を高めるためには、野菜などビタミンCが多く入った食べ物と一緒に食べるのがお勧めです。

また、そばにはルチン以外にも血管拡張作用のある成分が何種類か確認されています。そばを食べるならなるべくそば粉の多いものを選びましょう。血液がサラサラになり、血流がアップすることで、新陳代謝がよくなるため、あらゆる病気を遠ざけることができます。

ルチンとはポリフェノールの一種です。強い抗酸化力があるため、体の活性酸素を除去してくれます。活性酸素は諸刃のつるぎです。活性酸素が体内に侵入してくる菌を攻撃してくれます。ところが通常は活性酸素がありすぎるため、自分の細胞や組織までも攻撃し、老化を促進してしまいます。そのために、外からそばのようなルチンを多く含む食材を補給することで適度な活性酸素量を保てるのです。ちなみに、成人の理想的なルチン摂取量は一日30~50㎎といわれています。 100gのそばに含まれるルチンの量は10~20㎎です。つなぎ(小麦粉)の割合にもよりますが、ざるそば一人前だと、120g~140gなので、一日一枚ざるそばなどを食べれば十分ということですね。ルチンは水溶性のため、そば自体よりもそば湯にその成分がたくさん含まれます。そばを食べた後にでてくる「そば湯」を飲み忘れないでください。

マクロビオティック的食養としてのそば

東洋的視点でそばを見てみましょう。そばは寒冷地で育つ、とても陽性な穀物です。そのため、体を温める作用が強く、冷え症の方にはお勧めです。またそばは体の中の余分な水分を排出する力が強く、むくみにも効果的な食材です。大腸、膀胱、腎臓のトラブルにも効果があり、下痢の改善、子宮系の病気、糖尿病に効果的です。さらに、白内障や近視といった目のトラブル、耳や鼻、メニエール病、腫瘍やガンなどにも効果をあげています。陽性のそばは、精製糖、スパイス、果物、牛乳を排出させる作用もあります。

食べ方の注意

そばは、消化に時間かかるので、大根やとろろなど消化酵素の多いものと一緒にとりましょう。蕎麦屋さんにいくと、メニューに、かならずとろろそばがあります。昔の人は体でそばと相性のよい食材を知っていたのですね。小さい子どもにとって、そばは消化しにくいので控え目にしましょう。またそばは活力が欲しい、体を引き締めたい人にはおすすめです。そばの効能をできるだけたくさん得るためにも、そば選び、少し知識と時間を取ってやってみませんか?

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