マクロビオティックの考えで食材を選ぶことは心も体も健康になる

マクロビオティックの考え

マクロビオティックとは、マクロ=大きな、ビオ=生命、ティック=術、学という3つの言葉からできており、「大きな生命」を意味します。その理論のひとつに「陰陽」という考え方があります。この「陰陽」のバランスを考えて食材を選ぶことによって、日々の料理やおやつがより健康的に楽しめるようになります。今回はこの「陰陽」の考え方に基づいたマクロビの食材の選び方について考えていきます。

マクロビオティックにおける陰と陽のバランス

マクロビオティックでは、「万物はすべて陰陽からなる」と考えます。「陰」とは外に広がり、緩める働きを「陽」は中心に向かって集まり、引き締める働きを意味します。この「陰」と「陽」ふたつの対極するエネルギーによって、われわれ人間を含めすべての生物・自然・宇宙が動かされているのです。食べ物にもこの陰陽の働きがあり、その力を取り入れて心身のバランスを整えるという考えが大きな特徴です。陰性の食べ物は熱帯に育つ食べ物で、体をゆるめ、体外に熱を出す働きのある物です。さとうきびから作る砂糖や熱帯性果物、夏野菜、乳製品などがあります。また陽性の食べ物は、冷帯地域に育つ食べ物で、体を引き締め、熱を体内にこもらせる物です。肉・魚・卵などの動物性食品や根菜類、塩辛い物などです。温帯に暮らすわれわれは、この陰と陽の中央に位置する「中庸」の食べ物を摂ることで、心身のバランスがとれて安定すると考えられています。中庸の食べ物は、穀物・豆・野菜・海藻などです。われわれはもともと、陰陽のバランスが適切に保たれているから健康なのです。陰に傾けば陽に、陽に傾けば陰に調節しようとします。例えば、陽性の強いお肉を食べた後に甘いデザート(陰性)が食べたくなる。あるいは強い陰性の甘いデザートの後で塩辛いもの(陽性)が食べたくなるなどこれらの現象は、人間の体が自然にバランスを取ろうとして起きているのです。しかしこれでは極端な陰と陽の食べ物を食べる量が増え、過食を引き起こし病気へと進んでいきます。

マクロビオティックにおける中庸な食材

マクロビオティックが意味する「大きな生命」は地球や生物の進化の過程であり、推奨する食べ物はその進化の過程に基礎をおいています。人間への進化は穀物を食べたことに大きな要因があると言われています。人間を人間にならしめたいろいろな穀物を主食にして、陸上の4億年の進化のシンボルである豆類・野菜・果物・種子などを副食に摂ることが大切だと考えています。具体的には、玄米・雑穀・小松菜・きゃべつ・玉ねぎ・白菜・大根・人参・海藻類・小豆・大豆・ゴマ・番茶などです。その季節、旬を大切にしてできるだけ自然栽培のものを使います。そして調味料は古式製法で作られた味噌、醤油、みりん、酒、塩をつかいます。例えば、塩は工程が天日もしくは逆浸透膜のものです。これらの塩には海水中のミネラルが含まれています。イオン膜などの工程で工業的に作られた精製塩とは区別します。油も古式製油法で作られた菜種油やごま油を使用します。このようにマクロビオティックでは、単に大根がいい、玄米がいいというだけだはなく、われわれを取り巻く環境のさまざまな要素が食事の中に入ります。大きな意味で人類創生の時からの人間の叡智が生きています。われわれの体はわれわれが食べた物でできています。マクロビオティックを知ってより健康な体を手に入れましょう。

マクロビオティック  マクロビオティック

関連記事

  1. マクロビオティックとローフード・両方の利点だけで生活する

  2. 胃腸を助けるマクロビ的処方

  3. マクロビオティックの食べ方ー歯並びから見る肉類の摂り方

  4. マクロビオティックお手当で花粉症を治そう!

  5. マクロビオティックがよくわかるレシピ本の紹介

  6. さつまいもの落とし穴!マクロビ的さつまいもの上手な食べ方