マクロビオティックの甘味料・マクロビ「ラタトゥイユ」レシピ

さとうきびから作られた砂糖は使わないマクロビですが、ではどうやって甘みを出すのでしょうか?今回は自然の甘みを大切にするマクロビ流甘味料を紹介します。

自然の甘味料

てんさい糖・・・てんさいからとった甘味料です。さとうきびからとった砂糖とは違います。優しい甘さがあり、和菓子に最適です。

米飴・・・お米のでんぷんから作られた甘みで、自然な甘みがあります。できれば「玄米米飴」を選ぶとよいでしょう。

デーツ・・・マクロビではドライフルーツを細かく刻んで甘味料に使います。中でもデーツは応用範囲が広く、和菓子の小豆の甘みや素材の風味を損ないたくないときに使われます。

100%リンゴジュース・・・ケーキやマフィンの甘味料として使われます。

メープルシロップ・・・サトウカエデの樹液を煮詰めて作られたものです。等級によって色、味、価格が様々ですが、どの等級を使っても美味しく作れます。ただ色の濃いものを使うと出来上がりに影響しますので、注意が必要です。

アガベシロップ・・・「テキーラリュウゼツラン」「アガベ・サルミアナ」を含む数種類のアガベの樹液で作られた甘味料です。蜂蜜と比較して甘く、粘り気も少なく、砂糖の1.4~1.6倍の甘さを持ちます。

白砂糖の恐さ

スーパーマーケットの客寄せに1㎏の袋が100円で売られると飛ぶように売れる白砂糖です。煮物や煮豆、ぜんざいにと和食には欠かせないものとされてきましたが。はたしてそうでしょうか?白砂糖の体への害は最近よく話題になっています。血糖値を急激にあげるので、様々な生活習慣病の原因になります。他の砂糖類は、ミネラルが含まれていて体の負担が小さくなりますが、白砂糖は逆に吸収されるときにミネラルを消費すると言われています。そして毛細血管を破壊するのです。動脈硬化が起こり、そこに悪玉コレステロールが溜まり、さらに動脈硬化が起こるという悪循環です。

たんぱく質と糖質が結合するとAGEs(終末糖化産物)という老化物質ができます。体内の「糖化現象」はまず血中で起こります。糖を摂りすぎると、赤血球のたんぱく質・ヘモグロビンと結合し、AGEsが発生します。糖化したヘモグロビンは酸素を運ぶ機能が低下し、全身が低酸素状態になります。同じように体内の細胞も毛細血管が破壊されることによって、赤血球が通れなくなり酸素が足りない状態になると死滅します。そして低酸素状態でも生きられるように、がん細胞に変化していくのです。砂糖ががんのえさになるといわれるのはこういうことです。

白砂糖を控えてみよう

少しでも健康に関心のある方はこのようなことはすでにご存知かもしれません。しかし家庭で白砂糖を控えることは容易にできても、家庭以外で控えることは意外と難しいものです。非常に多くの食品に砂糖は入っています。まず第一歩として、食品の表示ラベルに砂糖が一番最初に書いてある食べ物はなるべく食べない、買わないことです。完全には白砂糖を排除できませんが、少しずつ砂糖を減らしていった方がいいのではという気になるでしょう。

関心を持つことが大切です

普段のおやつも食事もこのように意識して変化させましょう。今回紹介したマクロビの食材で手作りするのが理想的ですが、毎日となればいくらマクロビのお菓子は作り方が簡単とはいえ、難しいものがあります。しかし、以上のことを踏まえた上でより良い選択をしていくことが大切です。買い物は投票だとも言います。わたしたち消費者がより健康に良いものを選択していくことで、少しずつ世の中も変わっていきます。マクロビオティックな生き方をする人が少しずつでも増えることが、人類の健康につながっていきます。

暑い夏には固形物より水分が欲しくなります。でも、食欲がないからと水分ばかり摂ると、胃液や血液の質を悪化させてしまいます。喉の渇きは体が渇いているサイン。カリウム(陰)が豊富な夏野菜や果物を食べて、体内にこもった陽性のナトリウム熱を緩和しましょう。体がホッとゆるんで、喉の渇きもいやされます。あまり食べすぎると体を冷やしてしまいますので、食べ方に気をつけてください。

マクロビ的夏野菜の食べ方

なすやトマト、きゅうりなどの夏野菜にはカリウムが多く、陽性の熱(ナトリウム)を中和して体をクールにしたり、渇きをいやしてくれる働きがあります。暑い夏に汗で失われがちなビタミンも豊富で、利尿、解熱、酸化防止などの働きもあります。そのため、高血圧、動脈硬化、暑気あたりといった陽性の症状に効果を発揮します。陽性体質の人は、生食に向いています。サラダや主菜の添え物に活用すると良いでしょう。

陰性体質、特に冷えや貧血のある人の場合は、夏でも生食やサラダではなく、加熱調理して食べるようにしてください。また加熱したからといって食べすぎないように。体が冷えやすくなります。冷え性に悩む若い女性の食事には、冬でも体を冷やすサラダと甘いものが多いというケースが見られます。果菜類の中でもかぼちゃやスナップエンドウのような比較的陽性に近い野菜を選んで食べるなど、食べ方に気をつけましょう。

季節の野菜を食べる大切さ

マクロビオティックには、自然のリズムに合わせて旬のものをいただくという基本的な考えがあります。なす、トマト、きゅうりなどは本来夏の収穫物ですが、ずいぶん前からビニールハウスで通年栽培されるようになりました。最近ではスーパーだけでなく自然食品店でも、冬にトマトやきゅうりが売られています。そうした促成栽培や抑制栽培の果菜類は、露地栽培のものに比べると、どうしても栄養価が劣ります。

夏には夏の、冬には冬の食材を使うのは、本来、日本の昔の家庭では当たり前のことでした。特に春先の野草や山菜、夏野菜は強い陰性のパワーを持っています。その時季以外に食べると、体のバランスを崩してしまいかねないほどです。旬のものこそ栄養価が高く、何を食べてもおいしいもの。旬の作物には酵素がたっぷり含まれています。食べ方に気を配るだけではなく、自然農法による旬のものを取り戻すことにも目を向けましょう。

マクロビ風「ラタトゥイユ」の作り方

新鮮な季節の野菜なら何でも使えます。好みの野菜を組み合わせてください。かぼちゃやオクラ、インゲンなどを加えてもおいしくなります。トマトはぜひ完熟のものを使ってください。トマトの自然の水分で煮込むので、水は一切入れません。味つけもいたってシンプル、塩だけを使います。物足りないと思う方は麦味噌をプラスしてください。

<材料>2〜3人分
玉ねぎ 1個
ズッキーニ 1本
なす 1個
ピーマン 1個
トマト 2個(250g)
にんにく 1/2かけ
ごま油 小さじ1
塩 小さじ約1/2

<作り方>
1.玉ねぎとズッキーニ、なす、ピーマンはそれぞれ大きめに切る。トマトは湯むきをして、手でつぶしておく。にんにくはみじん切りに。

2.大きめの鍋にごま油を温め、にんにくを炒める。玉ねぎを透き通るまでじっくり炒め、なす、ズッキーニ、ピーマンの順に加えて、炒め蒸しする。

3.全体に火が通ったら、塩をふり、トマトを加えて蓋をし、弱火で約30分蒸し煮にする。

まとめ

ズッキーニやなすは煮くずれしやすいので、炒める際は鍋をゆする程度にしましょう。仕上げは水分がすっかりなくなるくらい煮切ると、野菜のうまみが凝縮され、翌日はもっとおいしくなります。

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