マクロビオティックにおける陰陽を取り入れて健康に

マクロビオティックとは「大いなる生命の術」の意味で、「玄米菜食」ではありません。古代中国を起源とする思想、陰陽五行の法則に基づいた玄米菜食の食事法のことです。今回はその陰陽についてわかりやすく説明していきます。

陰と陽

「万物は陰と陽より成る」:森羅万象、宇宙に存在するすべてのものは、陰と陽の「気=エネルギー」に分けられるという思想です。陰とは、例えば、赤道直下の熱帯では、地球の自転による遠心力が最も強く働き、地表のあらゆるものに、大地から上昇するエネルギーすなわち陰のエネルギーを与えます。遠心・拡散・上昇・静寂のエネルギーです。これとは逆に、極地に近い寒帯は、地球の自転による遠心力が最も弱く、宇宙からの下降するエネルギーすなわち陽のエネルギーを地表のあらゆるものに与えます。求心・圧縮・下降力・活動のエネルギーです。そして色・味覚・調理法・食べ物の性質・人の体質や気質も陰と陽のエネルギーに分けられるのです。陰性の代表的な食べ物は、砂糖・菓子類・アイスクリーム・果物などです。また陽性の代表的な食べ物は、肉・魚・卵・チーズ・バターなどです。陰と陽とは、対立しながら相補い合うふたつの極、または動きの傾向の総称です。

どちらが良い、悪いということではなく、陰陽のエネルギーが中庸な温帯にすむ日本人は、体を中庸に保つ食物をとることが大切だと考えてください。そしてわれわれを中庸に保ってくれる食べ物が、未精製の穀物・野菜・豆類の植物性たんぱく質・本醸造の調味料などマクロビの基本となっている食べ物なのです。

陰と陽のバランスの崩れ

人間はもともと、陰陽のバランスが保たれているから健康なのです。では、なぜ自然に保たれているバランスが崩れるのでしょうか。それは毎日食べている食事の内容が原因です。陽性の食べ物を食べ過ぎると、体が陽性に傾き、陰性の食べ物を食べ過ぎると体が陰性に傾きます。そして病気へと進んでいくのです。現代人は陽性の食べ物と陰性の食べ物の過食が極端すぎるため、医療が発達している現代でさえ、病気は減ることなく増えているのです。

陰と陽のバランスの取り方

では、病気をなくすにはどのようにすればいいのでしょうか。それは、陰と陽をよく管理してかたよりを無くせばよいのです。例えば、これまでに熱帯性の果物やチョコレートをたくさん食べていたら、陰性の体になっています。この陰性に偏った状態を元にもどすには、陽性の食べ物をとるか、調理法を工夫してバランスを回復することです。そうしないと病状は解消しないのです。つまり陰と陽のバランスは、環境のエネルギーに合った物を取り入れることが大切なのです。さらに人間は生まれながらに持っている本能でもバランスをとってきました。しかし、現代人はその本能が効かなくなってきています。今の食生活を取り巻く環境が危険なものになってきていることに気づかないのです。そのため、本能をよみがえらせることが大切です。それにはまず中庸の正しい食べ物を良く噛んで食べることです。そして小食を心掛けることです。ある程度の制約がある環境のもとで、心も体も活動させることです。そうすることで、本能がよみがえっていきます。常に陰と陽のバランスを考えて、日々を送るように心がけましょう。

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