マクロビオティックで肉類を避けるのはなぜ?

「そばがき」「切り干し大根」のマクロビ簡単レシピ

マクロビオティックの考え方では、私たちが体内に摂り込む食物には「陰」と「陽」との二種類があるとされます。この二種類をバランス良く食べて、全体としてはどちらにも偏らない「中庸(ちゅうよう)」つまり真ん中を目指します。
ではどうして肉類を控えるのかと言えば、肉類は「陽」の気が強い食物なので、陰陽のバランスが崩れやすいからです。

肉類メニューのどこがいけないのか?

私たち人類は今や、世界中のあらゆる地域に住んでいます。現在は世界的な規模での物流が盛んになって、外国から大量の食品が輸入されるようになりました。しかし以前は身近な食材を使って、それぞれの地域に根付いた調理法で食べていたのです。
日本人は伝統的に穀物と野菜が主食で、それに時々魚介類を口にする程度でした。肉類はめったに食卓に上がることがなく、そのため私たち日本人の身体は草食動物のように、腸が長くおまけに胴まで長くなってしまいました。
つまり日本人は体質として菜食に向いており、肉類を多食するという現代の食生活は全く身体に合わないのです。欧米型の食事が主流になってから、日本でもそれまでなかったような病気が増加したとも言われています。

マクロビオティックでの陰陽バランス

マクロビオティックで重視されるバランスですが、大まかに分けると「陰」の食材は身体を冷やし、「陽」の食材は逆に温めると考えれば良いでしょう。暑い夏には生野菜のサラダで身体を冷やし、冬には根菜類などを使った料理で身体を温めるのは、陰と陽を上手に使った食生活だと言えます。
肉類のメニューは季節を問わずに食卓に上ることが多く、夏でも身体を温めることになってしまいます。しかも油を多く使う料理が多いので、その点でも陰と陽とのバランスを崩す原因になります。

もう一つ注意したい肉類の脂分

そうは言っても、肉料理には他の食材にはない魅力があるのも確かです。口に入れた時の独特の歯ごたえや、噛んだ時にあふれる肉汁の美味しさは格別。毎日でも食べたいという人が多いのもうなずけますが、その魅力に負けると確実に太ります。
なぜ肉を食べ過ぎると太るのか?
それは肉類に含まれる脂分に着目すると分かります。人が食物から摂取する脂分には、「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」という2つの種類があります。このうちで肉類に多く含まれる飽和脂肪酸は、常温では固体のままでいるという性質があります。つまり肉類の脂分は、非常に消化が悪いのです。
さらに肉類には、不飽和脂肪酸の一種であるアラキドン酸が含まれています。私たちの生命活動に欠かせない成分ではありますが、このアラキドン酸は近年アトピー性皮膚炎や、その他のアレルギー疾患の原因になると考えられています。
肉類を好んで食べるという食生活は、私たちの身体に様々な影響を与えてしまうのです。

肉類の代わりになる食材

マクロビオティックでは、直接肉類を使った料理を食べる代わりに、別な素材で肉料理と同じようなメニューを作ります。ハンバーグや唐揚げなどで試してみると、まるで本当の肉のような食感。
こうした食材は大豆たんぱくや、小麦から作るグルテンなどを原料にして、健康食品メーカーなどから販売されています。用途に合わせて固まり肉や、ひき肉などのタイプに加工されています。またソーセージそっくりに加工されたものもあるので、手軽に料理に使えるでしょう。

まとめ

マクロビオティックの基本は穀物や野菜中心の食事なので、肉類メニューの食感を求めるなら、「畑のお肉」などと呼ばれる植物性の食材を探してみるといいでしょう。
しかしどうしてもお肉が食べたい時は、無理せずちょっとは食べても大丈夫。マクロビオティックでは、肉食は禁止されているというのは誤解です。
品質の良い肉を選んで、ときどき楽しむのは大目に見てもらえますよ。

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