マクロビオティックで生野菜ってOK?

野菜をたくさん食べましょうと言われた時、最も簡単なのが生野菜サラダですが、マクロビオティックでは身体を冷やす生野菜はあまり好まれません。
食材の栄養素を全く失うことなく身体に摂り込める生野菜は、もっと評価されるべきだと思うのですが?
生野菜の復権をかけて、その真実を確かめてみましょう。

生野菜は本当に身体を冷やすの?

一般的に生野菜サラダとして食される野菜には、レタス・キャベツ・きゅうり・トマト・セロリなどがあります。こうした野菜は上に向かって伸びるイメージで、水分が多く本来生食に向いており、マクロビオティックでは陰性に分類されます。
夏場が旬であるきゅうりやトマトが、ちょうど夏の暑さに合わせて人の身体を冷やすように働くことは、マクロビオティック以外でも良く知られていること。
もう一つ生野菜を食べた時に問題になるのが、意外ですがその消化吸収率の悪さだと言われています。身体を冷やすことと消化が悪いことは、マクロビオティックではどちらもマイナスのイメージになってしまいます。

圧倒的に豊富な野菜の栄養素

野菜は身体に良いと言われますが、では一体何が身体に良いのでしょうか?
野菜には健康を維持するために役立つ栄養素が、これでもかと言うほどたっぷりと入っています。その代表がビタミン・ミネラル・食物繊維、そして最近評判のファイトケミカルです。
簡単にそれぞれの働きをまとめておきましょう。

野菜に含まれるビタミンには、ビタミンA(βカロテン)・B・C・Eなどがあります。吸収した栄養素をエネルギーに変換する働きの他、新陳代謝を促進したり、免疫力を高めたり、強い抗酸化力で身体の老化を防いだりします。
ビタミンは水溶性のものが多く、また火を通すと壊れてしまうことを考えると、生野菜サラダというのは非常に理にかなった食べ方だと言えるでしょう。

ミネラルは身体を維持する活動に必須の成分で、野菜にはカルシウム・カリウム・鉄分などが多く含まれています。カルシウムや鉄分は骨や血液の材料となり、カリウムは体内の余分な塩分を排出して血圧を安定化する働きなどがあります。

ファイトケミカルはまだ馴染みのない名前ですが、ポリフェノール(アントシアニン・イソフラボンなど)・リコピン・ルテインなど、最近になって注目されている成分の総称です。その健康効果は非常に幅広く、主なものでは生活習慣病予防・動脈硬化の予防・免疫力の強化・疲労回復・胃腸の機能強化など数えればきりがありません。

特に注目したい食物繊維の働き

最近積極的に推奨されている食事法に、まずまっ先に野菜サラダを食べるという方法があります。これは毎回食事のはじめに、繊維質の多い野菜を胃の中に入れてから他の主食やおかずを食べるというもの。
元々はダイエットに効果的だということから始められたようですが、健康増進にかなり良い効果があることが分かってきました。もちろんマクロビオティックのテーマにも合っています。
食物繊維が多い野菜を先に食べると、ご飯など後から胃の中に入って来た食物の分解~吸収を一時的にセーブします。そのため糖分の吸収がゆっくりになり、血糖値の急激な上昇を抑えることができるのです。
また食物が腸の中に進んでからも、食物繊維が余分な糖分や脂肪分をからめ取って排出してくれるので、腸内環境も健康に保たれます。

まとめ

こうして見てくると、マクロビオティックで懸念される身体を冷やすという弊害を考慮しても、生野菜を食べることにはそれ以上の健康効果があるように思えます。後は皆さんがどのようにマクロビオティックに取り入れるかです。
ただし最後に1つだけ、生で食べる野菜は特に農薬や栽培方法に注意してください。

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