マクロビオティックで乳製品は避けるべき?

綺麗になれるマクロビオティックレシピ

マクロビオティックで乳製品は禁止されているわけではありませんが、基本的なコンセプトからは外れていると言えるでしょう。
日本人が乳製品を普通に食べるようになったのは、食事の欧米化が進んでからのこと。以前の食習慣では、ほとんど口にしない食材でした。
現在牛乳やヨーグルトは健康食品の代表として、積極的に摂取することを薦められていますが、本当に私達日本人の身体に合っているのでしょうか。

意外に古い乳製品の歴史

日本人が乳製品を食べたという記録は思ったよりも古く、文献では大化の改新のあった飛鳥時代にまでさかのぼります。当時は貴族階級が時折、医薬品として口にしていたようですが、現在のチーズやヨーグルトにあたる食品だったようです。

一般的に乳製品が社会に出回り始めたのは、それからはるかに時を経た明治時代の文明開化以降のことで、配達なども始まっていたようです。
さらに現在のように常食され始めたのは、太平洋戦争終結後に学校給食で牛乳が採用されてからでしょう。

日本人の体質には合わない乳製品

学校給食では栄養バランスの観点から、もれなく牛乳が1本ずつ付いてきます。しかし一般的に知られていない事実ですが、牛乳に含まれる「乳糖」やそれが体内で分解されてできる「ガラクトース」は、私たち日本人の身体では消化できません。

乳製品を伝統的に食べていた欧米人は「乳糖耐性」を獲得しており、牛乳を始めとする乳製品を摂取しても正常に消化することができます。日本人にはこの乳糖耐性がないため、乳製品を摂ると下痢をしたり腸内環境を悪化させたりするのです。

また最近再び注目されているヨーグルトも、日本人にとって健康効果はそれほど期待できないそうです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、日本人の腸内に常在している有用菌と相性が悪いようなんですね。

陽性が強い乳製品

マクロビオティックでは、食材の陰と陽とのバランスを重視します。動物性たんぱく質である乳製品は強い陽性の食品であるため、マクロビオティックでは控えるべき食材として扱われます。

どうして肉類や乳製品を避けるのかといえば、それらがマクロビオティックの基本となる和食ベースの食事法に合わないから。穀物を主食に野菜や豆など、陰と陽との食材のバランスを考えて組み立てるメニューに、肉類や乳製品を加えると陽性が強くなり過ぎてしまうのです。

また現代の食生活は、さまざまな身体の不調を引き起こしているとも考えられていて、乳製品の多食もアレルギー疾患などの原因になると言われています。
ですから、日々の食生活から健康な身体をそだてるというマクロビオティックの食事法では、乳製品はなるべく摂取を控えるように薦められるのです。

牛乳以外でもカルシウムは摂取できる

特に成長期の子供たちに牛乳が良いと言われるのは、カルシウムが豊富に含まれているからだとされています。体内のカルシウムが失われやすい、お年寄りや妊婦さんに推奨されるのも同じ理由から。

牛乳100g当たりのカルシウム含有量はおよそ110mgで、これは成年男子の1日分推奨量約800mgからすると、コップ1杯や2杯で何とかなる量ではありません。
他の食品と比べてみると、木綿豆腐が約120mg、とろろ昆布は約650mg、そして乾燥ひじきでは約1400mgと、植物性の食材でも充分なカルシウムが摂取できることが分かります。牛乳だけが特別に良質なカルシウムを含んでいるわけではないのです。

まとめ

良質なカルシウムを摂るためなら、牛乳以外の食品でも全く問題はありません。
やはりマクロビオティックを実践する上では、肉類や乳製品は嗜好品として、ごくたまに食べる程度で充分なのではないでしょうか。

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