マクロビオティックでは上手に使いたい油のお話し

糖尿病予防レシピ作り方

マクロビオティックの食事では、和食がベースですから本来焼いたり炒めたりする調理法は好まれません。栄養面から考えると蒸し料理が理想的で、味つけのバリエーションなどから煮物料理も好まれます。それに加えて、生野菜サラダもおなじみですね。

しかしもう少しメニューに柔軟性を持たせたいなら、時々は焼いたり炒めたりする料理を楽しむのもいいかもしれません。でも使う油には充分こだわりましょう。

注意したい油の種類

人間が食品として摂取する油は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」という2つの脂肪酸に分けられます。飽和脂肪酸はバターやマーガリンなど、常温で固形物になるものが多いのですが、人間の身体の中でも合成できる油です。

私たちが一般的に料理で使っている油は不飽和脂肪酸の方で、さらに最近では「オメガ~」という分類でも良く知られるようになりました。このタイプの油は人間の体内では合成できないので、食品から摂取する必要があります。

普段最も良く使われるコーン油・ひまわり油・ベニバナ油などは「オメガ6」に分類され、オリーブオイルやキャノーラ油(菜種油)などは「オメガ9」に分類されています。今健康に良いとして注目されている亜麻仁油(フラックスオイル)やえごま油、それにイワシやサンマなどの油は「オメガ3」に分類されます。
問題はこれらの油が、現代の食生活では非常に偏ったバランスで使われているということです。

食用油はバランスに注意!

マクロビオティックのベースになっている和食では、以前は肉類の摂取はごくわずかで、食材から得られる油はイワシなどに含まれるオメガ3系統がほとんどでした。
ところが食事が急速に欧米化したことから、近年オメガ6系統の油の摂取が激増。これは肉類を調理するために、多量のオメガ6系統の油を使うようになったためです。
結果的には肥満や生活習慣病の急激な増加をもたらし、アトピー性皮膚炎を始めとするアレルギー疾患が蔓延する原因にもなったと言われています。

とにかく現代日本の食生活では、不必要なほどに食用油の使用量が増えたことと、使っている油のバランスが極めて偏っていることから、体調を崩す人たちが増える一方なのは残念な限りです。

見直すなら油の種類の前に調理法を!

マクロビオティックでは市販の油はなるべく避けて、低温圧搾製法で無添加の油を使うように推奨されています。
しかし本来であれば、いかに油の使い方にこだわるかよりも、可能な限り油を使わずに済む調理法にこだわるべきではないのでしょうか。
和食では元々食材を焼いたり炒めたりするよりも、旬の野菜や魚介類を煮て食べる方が好まれました。だからこそ世界に誇れるだしの文化が育まれたんだと思います。

その和食の伝統を受け継いだマクロビオティックですから、不必要な油を使う調理は避けて、無駄な油を身体に摂り込まない食生活を心がけるべきでしょう。

劣悪な食用油の実体をもっと知るべき

キャノーラ油(菜種油)はオリーブオイルと同じく、比較的身体に影響を与えないオメガ9に分類されています。しかし実際に各メーカーから販売されている、キャノーラ油を原材料にした食用油(いわゆるサラダ油)は、薬品による化学的な処理を経て作られた油で、低温で絞られた本来の菜種油とは似ても似つかない劣悪な油です。

こうした油は調理前から既に酸化して「過酸化脂質」になっています。過酸化脂質の人体に対する影響は、多くの研究結果から現在かなり危険視されています。さらにアメリカで大きな問題になっている「トランス脂肪酸」についても、もはや日本人は笑って見ていられない状況です。

まとめ

このように様々な問題を抱えた食用油を使用するよりも、マクロビオティックの食事法を取り入れて、肉類や油に依存しない食生活を楽しんでみませんか?良い油で調理するよりも、良い食材をシンプルに食べること、それこそがマクロビオティックの考え方なんですから。

マクロビオティック  マクロビオティック

関連記事

  1. マクロビオティックに最適な飲み物の選び方

  2. マクロビで精製糖 砂糖を使わない理由

  3. 健康的にリラックス、マクロビオティックで楽しむお菓子

  4. 簡単に作れて安心のマクロビオティックのパン

  5. 料理が楽しくなるマクロビオティックの調理道具たち

  6. 東京で学べる!おすすめ東京都内マクロビオティック料理教室紹介…