アトピー改善にマクロビオティックができること

根本的な原因と治療法が分からないアレルギー性疾患の1つに、近年増加しているアトピー性皮膚炎があります。具体的な治療法は未だ見つかっておらず、改善策としては薬で症状を抑えることしかできません。
しかしこのアトピー性皮膚炎の原因は、ここ数十年の間に変化した食生活にあるという研究者もいます。さらにアトピー性皮膚炎は、食生活を見直せば改善するという研究結果もあるのです。

アトピー性皮膚炎と食事の関係

アトピー性皮膚炎はアレルギー性疾患の一種で、身体に元々備わっている免疫系のシステムが、何らかの原因で過剰に反応してしまうことから起こると言われています。
症状としては肌の乾燥や肌荒れと同時に、強いかゆみを伴うのが特徴です。症状を根本から治療する薬はなく、一般的には対症療法として炎症を鎮めるステロイド剤を使用します。

アトピー性皮膚炎が社会的に問題になってきたのは、まだそれほど前の話ではありません。ちょうど日本人の食生活が大きく変化してからのことで、欧米型の食生活にその原因があるとも言われています。
長年アトピー性皮膚炎の治療に携わってきた医師によれば、発症する患者の食生活にはいくつかの共通点があるそうです。
・過剰なたんぱく質の摂取(肉類中心の食生活)
・質の良くない油の多用(脂質の過剰摂取)
・お菓子類やジュース類の過剰摂取(白砂糖の過剰摂取)

これらの食習慣は全体の1部ですが、一見しただけである概念の対極にあることが分かります。つまりマクロビオティックの食事法で否定されている食品ばかりなのです。

アトピー悪化の原因となる食品を排除

アトピー性皮膚炎を悪化させる恐れがある食品は、主なものを簡単にまとめると肉類・油脂類・砂糖類・卵・乳製品・小麦・加工食品全般・食品添加物など。いずれもマクロビオティックの反対側にある食品です。
中でも「オメガ6」などという言葉を聞いたことがあると思いますが、食用油の品質の問題はアトピー性皮膚炎の重要なポイント。料理に油を多用する現代の食生活では、オメガ6タイプの食用油が摂取過剰の状態で、それがアトピー性皮膚炎悪化の原因だというのです。
さらに肉類全般を食すると、アラキドン酸という脂質の摂取も過剰になり、このこともアトピー性皮膚炎の悪化に影響しているとのこと。いずれにしても欧米型の食事メニューが、アトピー性皮膚炎に大きく関わっていることは間違いないようです。

伝統的に穀物と野菜を中心に食べて来た日本人は、脂分の摂取バランスが理想的な状態でした。肉類はたまにしか食べず、脂分が多い食品といえばDHAやEPAを含むイワシやアジなどの小魚類。それは和食の長所を取り入れたマクロビオティックでも同じこと。
マクロビオティックで旬の食材を選び、栄養バランスがとれた食事を心がけることは、体内から身体を正常な状態に整えるということです。つまりマクロビオティックを実践することが、アトピー性皮膚炎改善につながるのです。

アトピー対策としてのマクロビオティックの注意点

マクロビオティックを実践する上で、特にアトピー性皮膚炎の症状が重い場合に注意してほしいことがあります。いくつかの食品は逆にアトピー性皮膚炎を悪化させる恐れがあるので、摂取方法には注意が必要だということです。
まず良質なたんぱく質摂取に魚類を活用する場合、マクロビオティックでは丸ごと食べられる小魚類を推奨されます。ところがこれらの魚に含まれる脂分は、かゆみを引き起こす「ヒスタミン」を増やす可能性があるのです。
またマクロビオティックでは主食になる玄米には、実は意外に多くのたんぱく質や脂質が含まれています。毎日食べているとたんぱく質と脂質の過剰摂取になったり、体質によっては消化に悪影響を起こすこともあります。

まとめ

これらの他にも多くの臨床例から、マクロビオティックの食事法を実践する中で、アトピー性皮膚炎の人には注意が必要な食品がいくつか見つかっています。
改善のためには気長に慎重に取り組む必要があるアトピー性皮膚炎ですから、マクロビオティックを試してみる場合には、最初に担当医師に相談してみることをおすすめします。

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